- 外資系コンサル就職は難しい?
- 外資系コンサルティング転職難易度ランキングを知りたい
- 外資系コンサルに転職するには具体的に何をするべき?

外資系コンサルティングに転職するのはやはり難易度が高いのでしょうか?



外資系コンサルは転職難易度が高いです。この記事では、外資系コンサルに転職するためのポイントについて紹介しています。
コンサル業界は、年収が高いこともあり、就職・転職でも高い人気を誇ります。
しかし、実際に目指そうとすると各社の違いや難易度がわからず、どこを目指せばいいのかわからなくなってしまう人も多いです。
外資系コンサルは少数精鋭であることから、転職難易度は高いです。
しかし、ポイントさえ抑えておけば転職成功に大きく近づくことができます。
そこでこの記事では外資系コンサルティングの転職難易度ランキングと、転職を成功させるポイントについて解説していきます。
外資系コンサルへの転職難易度が高い理由
外資系コンサルティングへの転職難易度が高い理由として、これまでに培ってきたスキルや経験が強く求められることが挙げられます。
たとえば、とある有名な外資コンサルでは「早慶以上の学歴しか採らない」という方針のため、学歴の時点ですでに対象外となることもあります。
未経験だとさらに転職難易度は高まる
たとえ未経験であっても外資系コンサルティングへの転職を目指すことはできます。
学生からの人気があるアクセンチュアやPwCといった総合コンサルティングファームは、業界未経験者の割合が多いです。
ただし、20代という条件があるため、転職にチャレンジするためには、早めに実行に移す必要があります。
また、未経験で外資系コンサルへの転職を成功させた人は、金融関連や大手広告代理店、大手商社、IT企業といった出身が多いです。さまざまな業界で得た知識や経験が、外資系コンサルティングへの転職に大いに役立つことになります。
英語力プラスαが必要
外資系コンサルティングでは、英語力やグローバルな資格を求められることが多いです。
外資系企業では、クライアントや本社とのコミュニケーションに英語が使われることがよくあります。日経企業でもTOEICの点数を昇給・昇格基準として設定していることもあり、英語力は必須ともいえます。
外資系コンサルでは、英語でのプレゼンや資料作成なども行うため、TOEIC800点くらいのスコアがほしいところです。
またMBAや公認会計士、米国公認会計士といったグローバルな資格があれば、大きなアピール材料になります。
外資系コンサルティング就職難易度ランキング
外資系戦略コンサルの入社難易度ランキングは以下の通りです。
難易度 | 戦略コンサル |
---|---|
超高 | マッキンゼー・アンド・カンパニー |
超高 | ベイン・アンド・カンパニー |
超高 | ボストンコンサルティンググループ(BCG) |
高 | A.T.カーニー |
高 | アーサー・D・リトル(ADL) |
高 | ローランド・ベルガー |
中 | ドリームインキュベータ |
中 | 経営共創基盤 |
中 | コーポレイトディレクション |
最難関はMBBと呼ばれている3社
外資系戦略コンサルで就職難易度が高いのは、MBBと呼ばれている3社です。
MBBとはマッキンゼー・アンド・カンパニー、ベイン・アンド・カンパニー・ボストンコンサルティンググループ(BCG)の3社です。
MBBは、そもそもの採用人数が少ない上、飛び抜けて優秀な人材しか採用されません。
MBBは外資系コンサルを志望する人からも根強い人気があり、ここを目指す転職者は非常にレベルが高いです。
MBB以外の外資系コンサルティング
MBBが就職難易度が高いのはもちろんですが、それ以外の外資系コンサルも相当に就職難偏差値が高いです。
MBBに続く外資系コンサルはセカンドティアと呼ばれ、ブランド力が高く、求職者からの人気もあります。
セカンドディアの就職難易度はどこもそれほど変わらず、平均してとても高いです。
それに続く日系コンサルティング
元BCG日本代表パートナーが立ち上げたドリームインキュベーターや経営共創基盤、アクセンチュア戦略といった日系コンサルティングの就職難易度も高いです。
ドリームインキュベーターは投資とコンサルティングの両方を行うめずらしいファームです。中途が多い会社で新卒で入るのは、とても難しいといわれています。
経営共創基盤でも投資とコンサルティングの両方を行います。研修がとても充実しており、新卒で入るファームとしておすすめです。
外資系戦略コンサルに転職するためにすべきこと
外資系戦略コンサルに転職するためには、具体的にどのようなことをすればいいのでしょうか。
これから何をすべきか迷っている人は、以下で紹介するポイントを参考にしてください。
- 学歴を重視する企業か調べる
- 英語力を身につける
- 転職エージェントを利用する
外資系コンサル転職のポイント①学歴を重視する企業か調べる
まず学歴を重視する企業かどうかを調べましょう。
企業によっては「○○大以上」といった基準を設けているため、それをクリアしていないといくら頑張っても採用されません。高学歴の人は、受験勉強を乗り越えて成功した経験があるため、結果が出せる人間と判断されやすくなります。
学歴に自信がない場合は、経験やスキルを身につけることで総合系ファームを目指すことをおすすめします。
外資系コンサルは学歴を重視する企業が多いです。
外資系コンサル転職のポイント②英語力を身につける
外資系戦略コンサルへの転職を目指すならば、英語力は必須となります。
最低でもTOEICスコア700点以上の英語力はほしいです。
社内公用語が英語の企業もあるため、英語ができないと、そもそも仕事にならない可能性が高いです。
TOEICを取得していると、書類審査や面接で有利に働くこともあるため、700点以上は取っておきましょう。
外資系コンサル転職のポイント③転職エージェントを利用する
外資系コンサルに転職するには、転職エージェントの利用もおすすめです。
転職エージェントは外資系コンサルにも詳しいですし、どういったところをPRしたらいいのかも熟知しています。
外資系コンサルではフェルミ推定やケーススタディなどの特殊な面接が行われることが多く、ひとりで対策するにはなかなか困難です。そのため、転職エージェントを頼ったほうが効率的に転職活動が進められます。
外資系コンサル・アクセンチュアの就職難易度と転職対策
アクセンチュアはアイルランドに本拠を置く総合コンサルティング会社です。
フォーチュン・グローバル500に選ばれており、世界最大級の経営コンサルティングファームです。
さまざまな分野・産業に対し戦略・業務・IT・デジタル広告などあらゆるコンサルティングを提供しています。
第二新卒でもチャレンジ可能
アクセンチュアの就職偏差値はとても高いですが、新卒だけでなく、第二新卒でもチャレンジできます。
アクセンチュアには第二新卒でも応募できるポジションがあるため、他のコンサルティングファームと比較すると、チャレンジしやすいです。
どういった人材が求められているか理解する
アクセンチュアでは、企業として・人として常に変化することを目標にしています。
そのため、同じような考え方を持っている人材が採用されいやすいです。最後まで全力でやり遂げることや、どんどん新しいステージを広げていくこと、信念を持ってやりぬくことがアクセンチュアでは求められています。
IT技術者も募集している
アクセンチュアではコンサルだけでなく、IT技術者も募集しています。
たとえば、公共サービスや医療健康領域、カスタマー&セールスのテクノロジーコンサルタントやマイクロソフトコンサルタントなどの採用があります。
スキルがあればコンサルタントとしてだけでなく、IT技術者としても転職できる可能性があることは知っておきましょう。
外資系コンサル・ギャップジェミニの就職難易度と転職対策
ギャップジェミニは、フランスに本拠を置き、世界50ヶ国以上で事業を展開しているヨーロッパ最大のコンサルティングファームです。
日本ではギャップジェミニ株式会社として事業を開始し、コンサルティング、テクノロジーおよびアウトソーシング事業を行っています。
転職にはコンサル経験が必須
ギャップジェミニへの転職には、最低5年以上のコンサルティング経験が必須となります。
転職難易度はかなり高く、普通のレベルでは書類審査の突破さえも難しいです。
即戦力やマネジメントをするポジションでの採用となるため、経験豊かな人に向いています。
英語力も必須
ギャップジェミニの社内公用語は英語です。
そのため、それなりの英語力がないと仕事になりません。面接でも英語での自己紹介があり、業務でもビジネスレベルの英語を使いこなす必要があります。
英語力に自信がない人には、ギャップジェミニへの転職はおすすめできません。
多様性が求められる
ギャップジェミニは海外拠点が多いこともあり、多様性を求められるシーンがよくあります。
世界44ヶ国に拠点があり、120ヶ国以上の国籍の人が働いているため、さまざまな文化の違いもあります。
豊かなグローバル感覚を身につけ、広い視野を持ちたい人におすすめです。
外資系コンサル・EYアドバイザリーの就職難易度と転職対策
EYアドバイザリー(現:EYSC)は、外資コンサルBIG4のひとつです。
戦略やビジネスコンサル、テクノジーコンサル、組織コンサルまで一貫してサービス支援を行っています。
成長に意欲的
EYアドバイザリー(現:EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社)は、成長に意欲的なコンサルティングファームです。
課題解決に積極的な人材を集めており、事業や組織の立ち上げにかかわりたい人は、一緒に成長していきたい人におすすめの企業です。
コンサルタントとしての成長を望むならば、EYアドバイザリーが最適かもしれません。
事業拡大のため採用のチャンスあり
EYアドバイザリー(EYSC)は、現在事業を拡大しています。
以前は数十名の採用しかなかったのですが、近年は数百人単位での中途採用を行っています。かなり採用の門が広がっているため、外資系コンサルにどうしても転職したい人は、ぜひチャレンジしてみましょう。
外資系コンサル・アビームコンサルティングの就職難易度と転職対策
アビームコンサルティングは東京に本社を置く日本のコンサルティング会社です。
「日本発、アジア発のグローバルコンサルティングファーム」を掲げています。
戦略立案から改革の定着までを一気通貫で支援し、企業・社会の課題解決を手がけています。
就職偏差値は高い
アビームコンサルティングでは、求められる業務経験や条件がとても多いです。
実力がある人材が求められているため、転職偏差値もかなり高くなっています。
さまざまな業務経験や条件が求められていますが、すべてを満たしている必要はありません。
ただ条件に当てはまる経歴があるほうが転職には有利に働きます。
学歴よりも経験・スキル重視
中途採用の場合、学歴はそれほど問われません。
たとえば、コンサルタントの応募資格は大卒以上ですが、スペシャリスト職ならば専門卒以上、プラニングやオペレーション職ならば高卒以上で応募できます。
即戦力として働けるスキルや実績があれば、学歴がなくてもアビームコンサルティングを検討する価値があります。
外資系コンサル・ベイカレントコンサルティングの就職難易度と転職対策
ベイカレント・コンサルティングは、2014年に設立された日本に本社を置くコンサルティング会社です。
あらゆる業界に対する戦略から、業務・ITに至るまで、さまざまなコンサルティング経験で培った知見や洞察力に加えて、日本発の総合ファームとしてのケイパビリティを活かし、あらゆる側面から総合的にクライアントをサポートしています。
未経験での採用は望めない
コンサルティング経験がない場合、ベイカレント・コンサルティングに採用される可能性はまずありません。
転職難易度自体がとても高く、未経験ならば卓越した経験やスキルが必要になります。
即戦力として使えないと判断されると採用されることはないです。
ビジネスレベルの英語が必要
ベイカレント・コンサルティングは海外進出も盛んに行っています。
そのため、語学力も重要です。海外進出する企業の案件を取り扱うこともあるため、ビジネスレベルの英語力はあったほうがいいでしょう。
TOEICなどの英語関連資格を取得しておき、面接時にアピールできるようにしておきましょう。
外資系コンサル・フューチャーアーキテクトの就職難易度と転職対策
フューチャーアーキテクトはフューチャー株式会社にょって設立された日本発のITコンサルティングファームです。
国内では老舗のITコンサルティングファームで、30年以上の歴史があります。
金融の知識が求められる
フューチャーアーキテクトでは、金融に関するコンサルタントを主に扱っているため、金融への深い知識が求められます。
メインとなるクライアントは、金融関連の中小企業や中堅企業、大企業となっており、システム導入のため長期プロジェクトなどでクライアント先に常駐します。
そのため、MBA取得者など金融への知識が豊富だと転職に有利に働きます。
開発経験が必要
フューチャーアーキテクトでは開発経験が必要となります。
Javaなどのプログラミング言語での開発や業務アプリケーションの設計や開発経験、AIに対する興味などがあれば、就職に有利に働くかもしれません。


コンサルにおすすめの転職エージェント
コンサルへの転職を考えている場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。
ひとりで転職活動するよりも、効率的に転職活動が進められるため、必ず登録しておきましょう。
コンサルにおすすめの転職エージェント①アクシスコンサルティング


アクシスコンサルティングは、2,014~2,019年の大手コンサルティングファーム在籍者の転職支援数第1位を誇る実績ある転職エージェントです。
コンサル業界特化のエージェントで、コンサル経験があるキャリアアドバイザーがコンサル転職をサポートしてくれます。
コンサルに特化した内容なので、フェルミ推定やケース問題など、コンサル特有の問題についてもサポートしてくれます。


コンサルにおすすめの転職エージェント②ビズリーチ


ビズリーチは求人の3分の1が年収1,000万円以上のハイクラス転職エージェントです。
厳選された優良企業やヘッドハンターからオファーメッセージが届くシステムになっています。運営元はビジョナル株式会社でマザースに上場している信頼ある会社です。
希望職種にコンサルを指定することで、コンサルに強いヘッドハンターやコンサル企業からのスカウトが望めます。


コンサルにおすすめの転職エージェント③リクルートエージェント


リクルートエージェントは求人数・実績No.1の転職エージェントです。
公開非公開あわせて約30万件以上の求人数を誇ります。第2位のdodaが10万件であることを考えるとその求人数は圧倒的です。
転職エージェントです。は、年収はもちろん、面接などの日時調整も代行してくれます。


まとめ
外資系コンサルの就職偏差値は、かなり高いです。
そのため、応募者もレベルが高い人が多く、相当な倍率を突破する必要があります。少しでも内定に近づくためにはしっかり情報収集して起業研究を行い、ライバルたちに差を付けましょう。
具体的にどうすればいいのかわからない場合は転職エージェントに相談するのがおすすめです。
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