採用サインを知りたい！転職面接の合格フラグを見極める方法を解説

転職面接の合格や不合格は、意外と早い段階で決まっていることがあります。

企業によっては、面接の際の面接官の態度によって合格・不合格のサインが出ていることもあります。

合格サインや不合格サインがわかっていれば、そこから挽回しようと努力したり、より印象をよくしようと考えたりもできます。

そこで面接中にわかる合格サイン・不合格サインについて詳しく解説していきます。

ただし、こうしたサインは100％確かなわけではないため、あくまで参考程度にとどめておいてください。

転職面接での合格サインの見極め方

面接が上手くいっているのかどうかは、誰もが気になるところです。

採用活動における合格は、面接官からの印象がいいときにもらえます。

そのため、面接官が自分に対してどれだけ興味を持っているのか、どれほど熱心に話を聞いてくれているのかで採用サインが見極められることがあります。

たとえば合格フラグとして、以下のような採用サインがあります。

合格フラグの採用サイン①面接官がたくさんメモをとる

合格フラグの採用サインのひとつとして、面接官がたくさんメモを取るということが挙げられます。

たくさんメモを取ってくれるということは、あなたに対して興味を持ってくれている証です。もし相手が不合格と決まっていれば、わざわざメモを取る必要はないでしょう。

とくに志望動機のような仕事に関する内容を話しているときにメモを取ってくれるのは合格フラグの可能性が高いです。

合格フラグの採用サイン②面接時間が長い

面接時間が予定よりも長くなるのも合格サインの可能性が高いです。

採用担当者が採用を考えていない相手ならば、なるべく早く面接を終わらせようとするはずです。時間通りに面接が終われば、他の作業を出来るからです。

そのため、わざわざ面接時間を延ばすということは、そういった時間を割いてでも面接をする価値があると考えている可能性が高いです。

面接官と話があえばあうほど、印象に残りやすくなります。

合格フラグの採用サイン③次の選考の日程調整をする

次の選考の日程調整があった場合は、合格の採用サインの可能性があります。

まったく魅力を感じない相手ならば、わざわざ次の選考の日程調整はしません。相手に魅力を感じているからこそ、日程調整を行うわけです。

もちろん日程調整をしたからといって合格確定というわけではありません。

合格か不合格が迷った上で、とりあえず聞いていることもあるため、緊張感を途切れさせないよう気をつけましょう。

合格フラグの採用サイン④入社後の話をされる

入社してからはどんな仕事がしたいかといった入社後の話をされた場合は、合格フラグの採用サインの可能性があります。

採用を考えていない応募者に対して、わざわざ入社後の話をする採用担当者は少ないはずです。

入社後の話をするのは合格フラグの中でもかなりわかりやすいため、魅力的な答えができるように事前にしっかりと考えておきましょう。

合格フラグの採用サイン⑤会社の魅力について詳しく説明される

面接官から会社の魅力や働き方について詳しく説明された場合、採用サインである可能性が高いです。

こうした説明は応募者の入社意識を高めるために行われることが多いです。

採用を考えていない相手ならば、わざわざ面接官のほうから魅力についてアピールしてくることはないでしょう。会社に入ってもらいたいからこそ、会社の魅力を説明してくるはずです。

回避したい転職面接での不採用サイン

先に転職面接での合格フラグを表す採用サインについて紹介しました。

では、できれば避けたい不採用サインにはどういったものがあるのでしょうか。

転職面接での不採用サイン①こちらの回答に対しての質問がない

面接の際に、こちらの答えに対してほとんど質問されない場合、面接官がこちらに興味を持っていない可能性が高いです。

最低限の質問しかしない、または回答を掘り下げてくれない場合は、不合格サインの恐れがあります。

また、面接官との話が弾まなかったり、反応が薄い場合も、不採用サインの傾向があります。

転職面接での不採用サイン②面接時間が短い

転職面接の時間が、予定の時間よりも短い場合、不採用サインの可能性があります。

あなたに対して興味がないか、または他のことを優先したい場合に、面接時間を早く切り上げてしまうことがあります。

ただし、面接官に急用が発生したなどの想定外の理由で面接時間が短くなることもあります。

転職面接での不採用サイン③仕事に関係ない質問をされる

面接のときに、趣味や特技など仕事に直接関係ないような質問ばかりされるときは、ただ単に時間をつぶしている可能性があります。

求職者に対して興味があれば、スキルや経験について質問されることが多いです。

それに対して仕事を関係ないような質問をされてしまうのは、今後一緒に仕事をする可能性が低いからだと考えられます。

転職面接での不採用サイン④面接官がメモをとらない

自分が面接に関するさまざまなアピールをしているにも関わらず、面接官がまったくメモを取っていない場合、不採用サインの可能性があります。

まったくメモをとらないということは、あなたに対して興味関心があまりないと考えられます。またメモをとってまで他の人に伝えるような情報がなかったという意味かもしれません。

転職面接での不採用サイン⑤最後にアピールすることがないか聞かれる

面接の最後に何かアピールすることがないか聞かれた場合、不採用の可能性が高いです。

それまでの間に採用が決まっていれば、わざわざ最後にきてアピールの機会を設けません。いわば最後の挽回のチャンスとして、こうした質問をしている可能性が高いです。

もしここで面接官の心をつかむようなアピールができれば、面接結果が変わる可能性も十分にあります。

不採用サインに気づいたらどう挽回する？

面接中に「これは不採用サインかも」と気づいてしまった場合、どのようにして挽回すればいいのでしょうか。

面接の時点ではまだ合格か不合格かは最終決定していないため、その後の頑張りによって十分挽回可能です。

では不採用サインだと気づいたときの対策について紹介していきます。

不採用サインへの対策①基本的には気にしない

面接官の不合格フラグに気づいた場合、基本的には気にせずに進めるのが重要です。

不合格フラグが出たからといって、不合格に決まったわけではありません。むしろ、不合格フラグを気にするあまり、本来の自分を出せなくなってしまうほうが大きなデメリットになります。

たとえ不採用サインかなと思ったときでも、自分のやるべきことに集中することが大切です。

不採用サインへの対策②自分のペースを保つ

面接官の態度がそっけなかったり、反応が悪かったりすると、焦ってしまい自分の力が発揮できない恐れがあります。

不合格フラグがあったとしても、そこで不合格になったわけではありません。

最後まで面接官の質問の意図を理解し、自分のペースを保ち続けることを心がけましょう。

自分の思うように面接が進んでいなくても、とにかくペースを守ることが大切です。

不採用サインへの対策③自分の熱意を伝える

面接官の不採用サインに気づき、そこから強引に自己アピールをしてもよくない結果になる可能性が高いです。

あくまで自分のペースを守り、質問の意図に沿った回答をしていきましょう。

また、面接後にエレベーターまで移動する間など、面接官と話す機会があれば、そのときにも自分の熱意をしっかり伝えましょう。

勘違いされやすい転職面接の合格・不合格フラグ

さまざまな合格フラグや不合格フラグがありますが、中にはフラグのように見えて、まったく関係がない場合もあります。

たとえば、以下のような場合は合否には関係ないことが多いです。

間違えやすい合格・不合格フラグ①面接後の連絡が遅い

転職面接後の連絡は、もし決まっていればすぐに来るはず。

そう考えている人も多いです。

そのため、連絡が遅ければ遅いほど不採用の可能性が高いと思われがちです。

しかし、実際のところは面接官の都合が合わずに、単に時間がかかっているケースがほとんどです。

そのため、面接後の連絡が遅いからといって不採用サインの根拠にはなりません

面接官にも通常の業務があるため、合否の連絡が後回しになってしまうことも十分にありえます。

間違えやすい合格・不合格フラグ②エレベーターまで見送られる

面接官が応募者をエレベーターまでおくる、エレオクも不採用のサインといわれることがあります。

しかし、お客様をエレベーターまで送ることがマナーとなっている会社もあるため、合否には関係ないことが多いです。

そのため、エレベーターまで送られたからといって不採用の根拠とはなりません。

がっかりする必要はなく、マナーがしっかりした会社だと考えたほうがいいです。

間違えやすい合格・不合格フラグ③交通費を支給される

転職面接の最後に、交通費を支給されると不採用だという噂もあります。

これもとくに根拠はなく、正しくありません。

会社によって交通費を支給するかどうかが決まっているため、採用・不採用とはまったく関係ありません。

そのため、交通費が支払われたからといって気にする必要はないです。

転職面接で不採用サインを避けるためにすべきこと

面接中に不採用サインに気づいてしまうと、どうしても動揺してしまいます。そんなときでも焦らずに自分のペースで答えていけば、何とか乗り切れることも多いです。

では、転職面接で不採用サインを避けるためにはどういったことに気をつければいいのでしょうか。

不採用サインの回避対策①企業分析をしっかり行う

転職面接で重要なのは、まず企業分析です。

その企業についてしっかり調べていくことで、どういった人材が欲しがっているのかも見えてきます。

また、数ある企業の中からどうしてその会社を選んだのかという理由をいかに明確に説明できるかで、合格か不合格かが決まってきます。

面接での受け答えは、練習を重ねることで上手くなることが多いです。

そのため、転職エージェントの力を借りて、何度も面接対策を行いましょう。

不採用サインの回避対策②面接官についてよく知っておく

転職面接での面接官が誰なのかわかっているならば、その人についてもよく調べておきましょう。

面接官がどういった役職なのかによって、こちらの対策も変わってきます。質問内容や面接スタイルなどが事前にわかっていれば、対策もしやすいです。

面接官の役職や特徴などは、転職エージェントに聞くと教えてもらえることが多いです。

不採用サインの回避対策③採用の目的を把握する

企業が人材を採るからには、必ず理由があります。

欠員が出たのか、拡大による人員強化なのか、新しいプロジェクトが発足するのか、その理由によって求められるものも変わってきます。

また、採用の目的がわかっていれば、こちらも対策しやすいです。

もし面接官があなたのことを採用する理由に一致しないと考えれば不合格になる可能性が高いです。

不採用サインを避けるためにも採用目的についてよく調べておきましょう。

転職面接で不合格フラグが出てしまう理由

転職面接で大切なのは、面接官に一緒に働きたいと思ってもらうことです。

そのため、どうすれば一緒に働きたいかと思ってもらえるかを考えれば、採用されやすくなります。

不合格フラグが出る根拠①志望動機がわかりづらい

転職面接では、志望動機について語ることになります。

このときしっかり自分の熱意が伝わるように言語化することが大切です。

その業界を目指した理由や、その企業を選んだ理由が不明確だと、面接官に意欲が伝わりません。

転職の場合は、転職理由に一貫性がないと「この人は何をしたいのだろう」と思われてしまいます。そうすると当然、面接官への印象も悪くなってしまいます。

自分の思いがしっかり伝わるように言語化しておく練習をすることが大切です。

不合格フラグが出る根拠②仕事に合っていない

たとえ自分にアピールできるような実績やスキルなどがあっても、その仕事に合わない内容ならば、面接ではプラスに働きません。

実績や強みがいかに応募企業に活かせるかが重要なポイントになってきます。

また、自分の強みと志望している業務内容にギャップがある場合も気をつけましょう。

不合格フラグが出る根拠③企業の社風と合わない

自分と相性が悪い会社を受けることも、不合格フラグが出る理由となります。

大手企業や有名企業だからといって、社風が自分に合うとは限りません。実績や経験があっても、社風に合わなければ不採用サインが出てしまうこともあります。

企業と自分との間にミスマッチを起こさないためにも、企業研究と自己分析を行うことが大切です。

まとめ

面接の際、「あれは合格フラグか」「不合格フラグがでてしまった」と面接官の言動が気になるかもしれません。

しかし、そういった採用サインを気にしすぎるのは現金です。

あくまで判断材料のひとつでしかないため、不合格フラグがあっても冷静に自分のペースで受け答えを続けましょう。

これから転職面接を受ける場合は、企業分析や自己分析をしっかり行っておくことが大切です。