個人事業主で稼げる職種は？個人でできる仕事の成功の秘訣を紹介

自分のペースで働くために個人事業主として働きたいと思っている人は多いかもしれません。

また、副業として何か自分で仕事を始めようと考えている人も多いはずです。

では、個人事業主には誰でもなれるのでしょうか？
必要な資格や書類などはあるのでしょうか？

この記事では、これから個人事業主を目指す人に向けて、稼げる職種や仕事探しの方法などについてまとめています。

個人事業主には誰でもなれる？なるための方法は？

個人事業主には、誰でもなることができます。

基本的に、個人事業主になれない人はいません。開業届を出せば誰でもなれます。

個人事業主に必要な手続き①開業届の提出

個人事業主になるためには、開業届を出す必要があります。

個人事業として開業したことを証明するため、開業後1ヶ月以内に税務署に開業届の提出が必要です。

法人の設立登記のように、どこかに登録する必要はありません。

個人事業主に必要な手続き②青色申告承認申請書の提出

個人事業主としてやっていくために、青色申告承認申請書の提出を行いましょう。

青色申告をすれば、青色申告特別控除や赤字の繰り越しなど、有利な特典が得られます。青色申告をするためには、税務署に青色申告承認申請書の提出が必要です。

個人事業主に必要な手続き③国民健康保険への切り替え

会社員から独立して個人事業主になるためには、勤め先で加入していた健康保険から国民健康保険に切り替える必要があります。

国民健康保険への切り替えは、原則として退職後14日以内に行う必要があります。

健康保険の資格喪失証明書は、勤め先からもうら必要があるため、あらかじめて作成を依頼しておきましょう。

個人事業主で儲かる仕事の特徴

個人事業主として儲かるためには、以下のような特徴の仕事を選ぶのがおすすめです。

個人事業主で儲かる仕事の特徴①利益率が高い

個人事業主で儲かる仕事の特徴として、利益率が高いことが挙げられます。

利益率とは、人件費や原価などを引いたとに残る利益の割合です。

100万円の売上があったとして、利益率が10％ならば、手元に残るお金は10万円だけです。同じ売上で利益率が80％ならば手元に残るお金は80万円です。

個人事業主で稼ぐためには利益率が高い職種を選ぶようにしましょう。

個人事業主で儲かる仕事の特徴②低資金で始められる

個人事業主で儲かる仕事は、低資金で始められるものが多いです。

最初にかかる資金が多ければ多いほど、失敗したときのリスクが高くなります。また、資金が多くかかれば、それを回収するまでの時間も長くかかります。

個人事業主として稼ぎたい場合、できるだけ初期費用がかからない仕事を選んだほうがいいです。

個人事業主で儲かる仕事の特徴③需要が拡大している

個人事業主で儲かる仕事をしたい場合は、需要が拡大している業界・職種を選んだほうがいいです。

需要が多い業界ならば、その分、仕事も見つかりやすいです。

仕事が多ければ、それだけ稼ぎやすくなるため、今後需要が拡大しそうな職種を選ぶようにしましょう。

個人事業主で稼げる職種・仕事一覧

まずは個人事業主で稼げる職種について紹介します。

個人事業主で稼げる職種・仕事一覧①システムエンジニア

システムエンジニアは、クライアントの要求を聞き、システムの仕様決定・設計・構築・開発を行うのが仕事です。

加えて予算管理や進捗管理、エンジニアの確保などのマネジメント業務を行うこともあります。

経験とスキルを身につければ、個人事業主で高収入が稼げる職種です。

個人事業主で稼げる職種・仕事一覧②プログラマー

プログラマーはプログラム言語を用いて、システムやソフトウェアが正常に動くようにプログラミングするのが仕事です。

一般的にはシステムエンジニアが設計を行い、プログラマーはプログラミングを単層します。

WEBコーダーからプログラマーにステップアップする人も多いです。

スキルが高いプログラマーは需要があるため、個人事業主でも稼げる職種です。

個人事業主で稼げる職種・仕事一覧③税理士

税理士は個人事業主の中でも稼げる職種です。

近年はフリーランスとして独立する人が多いため、税理士向けの確定申告の仕事も増加傾向にあります。

税理士になるためには、税理士試験に合格する必要があります。

個人事業主で稼げる職種・仕事一覧④社会保険労務士

社会保険労務士は、企業に代わって社会保険の手続きをしたり、相談を受けたりするのが仕事です。

企業によっては社会保険に詳しい社員がいないことも多いため、社会保険労務士の需要は増加傾向にあります。

社会保険労務士になるには資格が必要ですが、会社で働きながら資格を取得する人も多いです。

女性におすすめの個人事業主の稼げる職種

最近では女性でも個人事業主として活躍する人が増えています。

そこで女性におすすめの個人事業主の職種を紹介します。

女性におすすめの個人事業主の稼げる職種①ネイルサロン

女性におすすめの個人事業主の職種として、ネイルサロンがあります。

ネイルサロンはネイリストとしてサロンを開業・運営するのが仕事です。比較的、時間や場所に融通が効くため、自宅でネイルサロンを開業する人もいます。

ネイルサロンとして稼ぐには、事業を安定させる固定客が欠かせません。

そのため、まずはネイルサロンに勤務して、人脈を築いてから個人事業主として独立する人も多いです。

他にもエステサロン、まつエク、マッサージなどを個人で展開する方法もあります。

女性におすすめの個人事業主の稼げる職種②家事代行

家事代行サービスも女性におすすめの個人事業主の職種です。

家主に代わって掃除や洗濯、炊事などの家事をするのが仕事です。共働きの家庭が増えている現在、需要の高い仕事だといえます。

これまで主婦として家事の経験がある人ならば、それを個人事業主の仕事に活かすことができます。

女性におすすめの個人事業主の稼げる職種③ハンドメイド製作

手先が器用な女性には、ハンドメイド製作・販売も個人事業主の職種としておすすめです。

最近ではハンドメイドの製品を販売できるサイトも増えているため、効率的に販売できます。また、制作や販売と並行して、ハンドメイド教室を開設している人も多いです。

技術や経験が問われる仕事ですが、自分のペースで進められます。

女性におすすめの個人事業主の稼げる職種④美容モニター

美容モニターは、美容系の商品やサービスを利用し、感想や体験談を企業に提供する仕事です。

新しい製品やサービスを無料で試せる上に、報酬ももらえるため、女性におすすめの個人事業主の職種です。

モニターのほとんどはスマホで申し込むことができ、誰でも気軽に始められることから副業としても人気が高いです。

在宅でできる個人事業主の稼げる職種

在宅でできる個人事業主の仕事も多くあります。

その中でも稼げる個人事業主の職種について紹介します。

在宅でできる個人事業主の稼げる職種①Webデザイナー

さまざまなサービスがWEBを中心に展開しているため、Webデザイナーの仕事は今後も高い需要が見込めます。

企業はもちろん、個人事業主もクライアントになるため、制作会社と業務委託契約を結べば安定収入が望めます。

Webデザインのスキルを身につけた人材は、まだまだ不足しているため、個人事業主としての需要も高いです。

在宅でできる個人事業主の稼げる職種②Webライター

Webライターの仕事は、WebサイトやWebコンテンツに掲載する文章を書くことです。

記事の種類は、エッセイ・コラム・広告・商品紹介など、さまざまです。また、Webサイトが検索されやすくするためのSEOに関する知識も必要です。

Webライターの仕事は個人事業主の職種としても始めやすいですが、文章力と忍耐力が求められます。

在宅でできる個人事業主の稼げる職種③ブロガー

ブロガーとは、自分のブログに広告を掲載して、そこから収入を得る仕事です。

未経験でも始めやすい個人事業主の職種ですが、収益化するまでにはそれなりの時間がかかります。

単に記事を書くだけでなく、検索エンジンに引っかかりやすくするためのSEOの知識も必要です。

軌道に乗り始めれば不労所得も望めます。

在宅でできる個人事業主の稼げる職種④イラストレーター

イラストレーターは、雑誌や広告、書籍などに使われるイラストを描くのが仕事です。

イラストのジャンルはさまざまで、クライアントの要望を的確に把握する理解力が必要になります。

イラストのスキルはもちろん、オリジナリティを感じさせる想像力も求められます。インパクトのあるキャラクターを作れれば、そこから大きなビジネスに発展する可能性もあります。

個人でできる仕事を成功させるポイント

個人事業主として個人で仕事をしていく上でのポイントを紹介します。

収入アップのヒントにもなるため、ぜひ参考にしてください。

個人でできる仕事を成功させるポイント①スキル・資格を身につける

個人でできる仕事を成功させるポイントは、専門スキルや資格を身につけることです。

クライアントにアピールする際も専門性や資格があったほうが仕事につながりやすくなります。たとえば、エンジニアの場合は言語に関する資格を、事務系であれば簿記などの資格を取っておくと仕事が獲得しやすいです。

これからIT系エンジニアの需要が高まるため、プログラミングスキルを身につけていくと個人でも稼ぎやすくなる可能性が高いです。

個人でできる仕事を成功させるポイント②広報・営業の仕組みを作る

個人事業主として自分のサービスやスキルをアピールするために、WebサイトやSNSなどで積極的に情報を発信しましょう。

クライアントにわかりやすく提示するためにポートフォリオを作っておくのもおすすめです。実績や実例を見ることで、スキルレベルを確認しやすくなります。

近年ではSNSをきっかけにして仕事を獲得できるケースも増えているため、積極的に情報を発信していくことが個人でできる仕事を成功させるポイントです。

個人でできる仕事を成功させるポイント③仕事探しの方法を選ぶ

個人でできる仕事の探し方は、営業・知人の紹介・クラウドソーシング・エージェントなど、さまざまです。

クラウドソーシングやエージェントであれば、自分で営業する手間はかかりませんが、その分手数料がかかります。

どの仕事の探し方が自分に合っているかはその人によっても変わってくるため、まずは一通り試してみるのがおすすめです。

個人事業主はどうやって稼ぐ？儲かるために意識すること

個人事業主として成功させるためにはどうやって稼ぐのが正解なのでしょうか。

たとえば以下のようなことを意識すると、個人事業主として稼ぎやすくなります。

個人事業主が稼ぐ方法①好きなことを仕事にする

個人事業主として稼ぐためには、好きなことを仕事にするのがおすすめです。

個人事業主は基本的にひとりで行動するため、孤独を感じることも多いです。自分で仕事を考えて、自分で動かなければなりません。責任をとるのも自分です。

好きなことならば壁にぶつかったときもモチベーションを保ちやすいですが、稼げそうで始めた仕事だと心が折れてしまう恐れがあります。

そのため、個人事業主どうやって稼ぐのがいいか迷った場合は、自分の好きなことを仕事にするのがおすすめです。

個人事業主が稼ぐ方法②まずは副業から始めてみる

会社を辞めて、いきなり個人事業主になるのは不安な人も多いです。

その場合、まずは会社員を続けながら副業でやってみるのも方法のひとつです。

副業として軌道に乗り始めたら、会社を辞めて独立することを考えましょう。

いきなり会社を辞めてしまうのがリスクが高いです。

＞＞家でできるおすすめ仕事ランキング10選！自宅で高収入を目指せる副業

個人事業主が稼ぐ方法③長期スパンで考える

個人事業主は儲かるまで時間がかることが多いです。

始めてすぐに稼げることは稀です。

稼ぐためのスキルや実績を身につけていき、やっと稼げるようになるのが個人事業主です。最低でも儲かるまでに1年は見るようにしましょう。個人事業主としてどうやって稼ぐのかわかっていても、それが実践できるには時間がかかります。

焦りすぎると失敗する可能性が高くなります。

1年くらいの長期スパンで考えれば、焦りすぎてくじけるのを防げます。

個人事業主が仕事を獲得する方法

個人事業主として仕事を獲得するにはフリーランスエージェントやクラウドソーシングサイトを利用するのがおすすめです。

個人事業主におすすめのエージェント | クラウドテック

クラウドテックは97％がリモート案件のフリーランスエージェントです。

登録者数は74万件で業界トップクラスで、単価が高い案件も多いです。

クラウドテックでは病気やケガで業務に従事できない状態が90日を超えると最長10年間、毎月5万円が支払われるサポートがあります。

個人事業主にとってうれしいサービスが多いため、ぜひ登録しておきましょう。

個人事業主におすすめ | クラウドワークス

クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。

スキルがなくても仕事を始められ、副業としてスキマ時間を使って稼いでいる人もたくさんいます。

案件も誰でもできる簡単なものから、専門性が要求される高度なものまで、さまざまです。

無料で登録できるため、個人事業主になる前に副業をやってみたい人にもおすすめです。

＞＞クラウドワークス公式サイトをチェック

個人事業主の稼ぎ方に関するよくある質問

個人事業主の稼ぎ方に関するよくある質問とその答えをまとめました。

個人事業主の中で高収入が稼げる職種は？

個人事業主の中で「コンサルタント」「不動産業」は高収入が目指せます。高いスキルがあれば年収1,000万円以上を目指せる職種です。

個人事業主の年収はどのくらい稼いでいる？

個人事業主の年収はだいたい400万円前後です。ただし、あくまで平均値のため、1,000万円以上稼ぐ人もいれば、収入が0の人もいます。収入の幅はかなり広いです。

個人事業主で稼ぐ上で気をつけたいポイントは？

個人事業主になると税金に関する手続きもすべて自分で行う必要があります。個人事業主は経費として認められる幅が大きいため、儲かるためにはしっかり節税対策することが求められます。

まとめ

個人事業主は、会社員と違い、収入に天井がありません。

そのため、やり方次第では会社員のときの何倍も稼ぐことが可能になります。ただし、個人事業主になったからといって誰でも稼げるわけではないため、しっかり自分に合った職種を見極める必要があります。

まずは副業で試してみて、上手く稼げるようになってから個人事業主として独立するのがおすすめです。