- エンジニアを辞めるのはもったいない?
- エンジニアを辞めるのにベストなタイミングは?
- エンジニアを辞める理由はどういう内容が多い?

エンジニアが向いてないので辞めたいです…。



エンジニアを辞めたいと思っているものの、次の転職先に悩んで辞められない人も多いです。この記事では、エンジニアを辞めたいと思ったときに考えるべきことについてまとめています。
「仕事内容と給料が見合っていない」「自分が思っていた仕事と違う」「エンジニアが向いてない気がする」などなど、さまざまな理由でエンジニアを辞めたいと考えている人がいます。
しかし向いてないと感じたからといって、すぐに辞めてしまうのは危険です。
エンジニアを辞める際にはいくつか注意点があるため、それについても確認しておきましょう。
また、エンジニアが転職しやすいタイミングについてもまとめているため、ぜひ参考にしてください。
エンジニアを辞めたいと思う理由
では、どういった理由でエンジニアを辞めたいと思うことが多いのでしょうか。
エンジニアを辞めたくなる理由として、主なものは以下の通りです。
- 残業が多くハードワーク
- 給料と仕事内容が見合っていない
- スキルアップができない
- 人間関係に不満がある
- 希望の業務ができない
エンジニアを辞めたい理由①残業が多くハードワーク
エンジニアは人手不足なことが多く、一人に課される業務量が多くなることがよくあります。
自分ではスケジュール通りに仕事を進めていても、納期の関係で残業しなければならないことも多いです。また、急な仕様変更で残業になってしまうこともよくあります。
とくに派遣で常駐のエンジニアや受託開発のエンジニアは、こういった傾向になりやすいです。
連日残業が続いたり、会社での寝泊まりなどが続くと、しっかり休むことができないため、体力の回復もできません。
エンジニアを辞めたい理由②給料と仕事内容が見合っていない
いくらやりたい仕事とはいえ、それに見合った給与がもらえないと続けていくのは難しいです。
やりがいがあれば、多少は我慢できるかもしれませんが、やりがいもなく、給料も安ければ、仕事を続ける理由が見いだせなくても当然です。
また、仕事ができる人ほど、他の社員の仕事を任されることが増えてきます。
仕事を肩代わりしているにも関わらず、他のメンバーと同じような評価しかされないならば、その職場で続けていこうとは思えないでしょう。
エンジニアを辞めたい理由③スキルアップができない
エンジニアとしてスキルアップしたいと思っていても、業務内容によっては、なかなかそれが叶わないことも多いです。
毎日マニュアル通りの作業しかなかったり、改修作業ばかりで新しい言語に挑戦する機会がなかったりすると「もっとスキルアップしたいのに……」と不満に感じてしまうこともあるでしょう。
会社の体制が古いと、いつまでたっても同じやり方を続けていることもあり、だんだん自分の市場価値が下がっているのではと感じることもあります。
エンジニアを辞めたい理由④人間関係に不満がある
職場の人間関係に不満があって今の仕事を辞めたいと思う人は多いです。
エンジニアは職人気質な人も多く、とっつきづらい人も少なくありません。こうしたメンバーとチームを組んでいると、ちょっとしたやりとりでストレスを感じてしまうこともあります。
また、取引先に出向する常駐エンジニアの場合、他社で働く立場上、疎外感を覚えることも多いです。
契約が数ヶ月で終わると、また新たな赴任先で人間関係を構築する必要があるため、それが面倒だと感じることもよくあります。
エンジニアを辞めたい理由⑤希望の業務ができない
自分のやりたいことができると思って入社したのに、いざ働き始めたら想像と全然違ったというのもよくある話です。
希望した業務ができず、仕事がつまらなくなったという人もいまる。
エンジニアとして働いていると、自分のスキルが活かせない業務や単調な業務だと、仕事に対するやりがいを見いだせないことが多いです。
新卒エンジニアだと、せっかく学んだプログラミングスキルをまったく使わない業務を与えられることもよくあります。
エンジニアを辞めたほうがいい?向いていない人の特徴
どんな人でもエンジニアに向いているわけではありません。
人によって合う合わないは必ずあるはずです。
ではどういった人がエンジニアに向いていないのでしょうか。
- 自由に仕事がしたい人
- 自己管理が苦手な人
- 地道な作業が苦手な人
- コミュニケーションが不得意な人
- 論理的に考えることが苦手な人
エンジニアに向いてない人①自由に仕事がしたい
エンジニアの仕事はリモートワークなどで自由な働き方ができるイメージがあります。
しかし、実際に業務が始まるとチーム単位で動くことが多いため、想像していたよりも時間が拘束されると感じる人もいます。
そのため、時間に余裕がほしい人や、自分のペースで仕事をしたいと考えている人にとっては、エンジニアは向いていない可能性があります。
エンジニアに向いてない人②自己管理が苦手
エンジニアの仕事は自己管理能力が求められます。
決められた仕事を締め切りまでに終わらせる必要があるため、そこから逆算して仕事のペースを考えなければなりません。
自己管理能力はほとんどの仕事で必要となります。
個人事業主やフリーランスとしてやっていく場合には、必須となる能力のため、必ず身につけておいたほうがいいでしょう。
エンジニアに向いてない人③地道な作業が苦手
エンジニアの仕事は地道な作業が多いです。
そういった地道な作業をしつつも、新しい知識やスキル自主的に学んでいく必要があります。そのため、コツコツ仕事をするのが苦手な人には、エンジニアは向いていません。
また、ただ指示を待つのではなく、自分で判断して動くことも要求されます。
ただ与えられた指示をコツコツやればいいというわけでもないため、注意しましょう。
エンジニアに向いてない人④コミュニケーションが不得意
エンジニアの仕事は、ずっとパソコンに向かってすることが多いため、コミュニケーション能力が不要なイメージがあります。
しかし実際はチームで業務に取り組むため、コミュニケーションは必須です。
場合によってはクライアントから要望をヒアリングする必要があるため、他人とのコミュニケーションがまったくできないようでは仕事になりません。
多くのクライアントやスタッフと連携するためには、高いコミュニケーション能力が必要になります。
エンジニアに向いてない人⑤論理的に考えるのが苦手
エンジニアはクライアントの課題や問題を解決するのが仕事です。
そのためには物事を論理的に考えて、解決策を導き出す、論理的思考能力が必要です。
論理的思考能力はエンジニアに限らず、さまざまなビジネスシーンで求められる能力です。また、エンジニアの仕事を続ける上で、論理的思考能力が身についていくことも多いです。
物事を論理的に考えたり、問題を解決する方法を考えるのが苦手ならばエンジニアの仕事は向いていないかもしれません。
エンジニアの仕事を辞める前に考えたいポイント
何も考えずにすぐに辞めてしまうと後悔する可能性が高いです。
エンジニアを辞めたいと思ったときは、以下のポイントについて考えてみましょう。
- 今ある不満点を改善できる可能性
- エンジニアではなく今の会社を辞める選択肢
- 仕事を辞めることで年収が下がる可能性
- これからの転職先
エンジニアを辞める前に考えること①今ある不満点を改善できる可能性
エンジニアを辞めたい理由が、現在の職場環境にある場合は、その問題が改善できないかどうか考えてみましょう。
場合によっては人事に相談することで解決することもあります。
ベンチャー企業や中小企業では、ひとりの意見から会社の体制や方針が変わることも多いです。職場の人間関係の問題は部署異動することで解決する可能性が高いです。
また、残業時間が多すぎるなどの問題も相談することで改善されることがあるため、いきなり辞めるのはなく、まずは相談してみましょう。
エンジニアを辞める前に考えること②エンジニアではなく今の会社を辞める選択肢
社風や働きやすさは会社によって大きく異なります。
そのため、他の会社に転職すれば、エンジニアの仕事が続けられることも多いです。IT業界も辞めて他の業界に転職する場合は、必要なスキルも大きく変わってきます。
今までに培ったものを他の会社や業界でどのように活かせるかをもう一度考えてみましょう。
エンジニアを辞める前に考えること③仕事を辞めることで年収が下がる可能性
エンジニアを辞めて未経験の職種に転職した場合、年収が下がる可能性が十分あります。
エンジニアは専門性が高い職種のため、他の仕事と比べても若くして高収入を得ている可能性が高いです。
転職することで、ガクンと年収が下がる可能性があることは理解しておきましょう。
全体の平均年収よりもITエンジニアの平均年収のほうが高めです。
エンジニアを辞める前に考えること④これからの転職先
実際にエンジニアを辞めるとなったら、次の仕事先を考える必要があります。
もし異業種に転職する場合は、これまでの経験や知識がまったく役に立たない可能性もあります。
仕事を辞めたあとのことを考えておかないと、後々になって後悔する可能性もあるため、十分に今後のことを考えた上で、仕事を辞めるようにしましょう。
「やっぱり辞めなければよかった……」とならないように、自分がどういった仕事をしたいのかイメージしておくことが大切です。
エンジニアを辞めるべきかはどこで判断する?
エンジニアを辞めたいものの、本当に辞めてしまっていいものか判断に迷ってしまう人も多いです。
辞めたほうがいいケースやとどまったほうがいいケースについて詳しく解説していきます。
異業種に転職したほうがいいケース
実際にエンジニアの仕事をやってみて、自分に合っていないと感じたならば、異職種に転職したほうがいいです。
エンジニア界隈は、技術や開発言語の進化が激しいため、自分のスキルを常にアップデートする必要があります。そうしたスキルアップに興味がないと、モチベーションを保つのは難しいでしょう。
また、いつもスケジュールに追われるのがイヤという場合もエンジニアには向いていない可能性があります。
別の会社に転職したほうがいいケース
今の仕事を辞めたい理由が、社風や労働環境、人間関係にある場合は、今の会社から転職することを検討しましょう。
働く環境を変えることで、自分の力を発揮できる可能性が高いです。
この場合はエンジニアを辞めるのではなく、今の仕事を辞めたほうがいいです。
他の企業に転職したり、フリーランスや派遣としてやっていく選択肢もあります。
辞めないほうがいいケース
今の労働環境を改善できる可能性があるならば、退職は思いとどまったほうがいいです。
今の給与に満足していたり、人間関係以外に不満がなかったりする場合は、部署や担当業務を替えてもらうことで不満が解消される可能性があります。
いきなり辞めてしまうのではなく、上司や同僚などに相談してみましょう。
エンジニアが円満退職できるタイミング
今の会社を辞めることを決意したならば、会社に退職の相談をしなければなりません。
ではエンジニアが円満に会社を退職するのはどのタイミングがいいのでしょうか。
- プロジェクトが終わった
- 繁忙期が過ぎた
- 新しい人材が入った
エンジニアが退職しやすいタイミング①プロジェクトが終わった
エンジニアが仕事を辞めやすいタイミングは、自分の担当するプロジェクトが終わったときです。
プロジェクトを途中で投げ出してしまうと、会社ばかりでなく、それに関わるクライアントやチームメンバーなどにも多大な迷惑をかけてしまう恐れがあります。
プロジェクトが終わり、次の仕事が始まる前に退職の旨を直属の上司に相談しましょう。
ただし、職場によっては次々新しいプロジェクトが始まることも多いため、早めに会社に相談して引き継ぎしておくことがポイントです。
エンジニアが退職しやすいタイミング②繁忙期を過ぎた
勤めている会社によっては、決まった時期が繁忙期になることも多いです。
繁忙期は普段よりも忙しくなるため、辞めたくなる気が強くなるかもしれません。しかし、このタイミングで辞めてしまうと周りに迷惑をかける可能性が高いです。
もし同じ業界で働き続ける場合、「仕事を途中で投げ出す人」というイメージがついてしまうのはよくありません。転職先に悪影響を及ぼす可能性もあります。
そのため、会社の繁忙期が終わった段階で退職の意思を伝えるようにしましょう。
エンジニアが退職しやすいタイミング③新しい人材が入った
新しい人材が会社に入ってくる時期も、エンジニアを退職しやすいタイミングです。
ただし、新しく入った人が即戦力になるとは限らないため、引き継ぎが必要な場合は、しっかり引き継ぎ業務をする必要があります。
場合によっては業務内容を引き継ぐだけでなく、担当していたクライアントへの紹介なども必要になってきます。
会社やチームに与える負担を極力軽くすることで、円満退職しやすくなります。
エンジニアをスムーズに辞める退職方法
自分では会社を辞めることを決めていても、会社から引き止められてしまう可能性もあります。
スムーズに会社を辞めるためにも以下のコツを覚えておきましょう。
- 信頼できる上司・同僚に相談する
- 引継業務をしっかり行う
- 関係者への挨拶回り
エンジニアをスムーズに辞める方法①信頼できる上司・同僚に相談する
エンジニアをスムーズに辞めるためには、直属の上司に退職の意思を伝える必要があります。
いきなり「辞めたい」と伝えるのではなく、時間をかけてゆっくりと退職についての相談を行いましょう。もし上司に話しづらければ、先輩や仲のいい同僚などにまず話を聞いてもらいましょう。
この際、会社に対する不満を述べるのではなく、できるだけポジティブな退職理由を伝えるのがポイントです。
「新しい環境で自分の力を試したい」など前向きな退職理由を考えておきましょう。
エンジニアをスムーズに辞める方法②引継業務をしっかり行う
会社を退職する前に、自分の仕事を同僚や後輩にしっかり引き継いでおきましょう。
どこまで引き継ぎが必要なのかはあらかじめ上司に確認しておくのが大切です。自分が抜けたことで会社やチームに迷惑がかからないよう、できるだけのことはしておきましょう。
しっかり引き継ぎをしておけば円満退社しやすいです。
エンジニアをスムーズに辞める方法③関係者への挨拶回り
転職先が異業種であっても、お世話になった関係者へは退職の挨拶回りをしておきましょう。
社会人としてのマナーでもありますし、今後もしIT業界に戻ることになったときにイメージが悪くならないためでもあります。何の挨拶もせずに退職してしまうと、決していい印象はもたれません。
同業同士のつながりが強いIT業界で悪い噂が広まると、今後の仕事に悪影響を及ぼす可能性もあります。
エンジニアにおすすめの転職エージェント
次の仕事をスムーズに見つけるためには、転職エージェントへの登録がおすすめです。
転職エージェントは無料で利用できる上に、求職者の希望に沿った求人を紹介してくれます。提出書類の添削や面接対策なども無料で行ってくれるため、ぜひ登録しておきましょう。
エンジニアにおすすめの転職エージェント①マイナビエージェント


「マイナビエージェント」は20代や第二新卒の転職に定評がある転職支援サービスです。
20代の第二新卒や30代の転職に詳しい専門コンサルタントが、求人探しや履歴書、職務経歴書の作成をサポートしてくれます。
面接日の調整や年収の交渉まで、すべてしっかりサポートしてくれるため、転職活動だけに集中することができます。
現在の仕事を続けながらでも転職先が探しやすくなるため、ぜひ登録しておきましょう。


エンジニアにおすすめの転職エージェント②エンワールド


「エンワールド」は、外資系企業やグローバル企業での転職に特化したハイクラス転職エージェントです。
複数人のコンサルタントがサポートしてくれるため、安心して転職活動を任せることができます。
年収800万円以上の求人数が10,000件以上もあり、転職成功者のサービス満足度も97%ととても高いです。


エンジニアにおすすめの転職エージェント③ウズキャリIT


「ウズキャリIT」は、システムエンジニア・プログラマーなどの経験がなくても就業サポートをしてくれるエージェントです。
未経験からIT業界を目指そうとすると、何かとわからないことも多いです。
ウズキャリITに登録すると、無料の動画教材でエンジニアスキルを身につけることができます。無料のYouTube動画が40本もあるため、基礎知識を身につけたい人にぴったりです。
プログラミングスクールに通おうとすると何十万円とかかりますが、ウズキャリITならば無料でさまざまな知識を学べます。
エンジニアを辞めたい人のよくある質問
エンジニアを辞めたい人の良くある質問とその答えをまとめました。
- どういう特徴がある会社だと辞めたほうがいい?
-
仕事に見合った給料がもらえていないと感じた会社は辞めたほうがいいです。これから昇給するならばとどまる意味はありますが、そうした会社は正当な評価が下されずに、給料が上がらないことも多いです。
- どのタイミングで辞めるのがいい?
-
会社に大きな迷惑がかかるような時期はできるだけ避けましょう。
また、できれば転職先が決まってから退職するのがおすすめです。 - 転職先はどうやって探すのが効率的?
-
転職サイト・転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントに登録すれば、希望に沿った案件を探してくれるため、自分で一から探すよりも効率的です。
まとめ
エンジニアは専門性が高い仕事です。
高い技術と豊富な知識が要求されるため、一般的な平均年収よりも年収が高いことが多いです。現代社会において需要がある職種でもあるため、すぐに辞めてしまうのはもったいないです。
自分が置かれている環境をもう一度見直して、改善できる点はないかどうか確認してみましょう。
それでも退職したほうがいいと感じた場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。自分の希望に沿った求人を紹介してくれるため、転職が成功する可能性がアップします。
この記事を参考にして、今の仕事を辞めるかどうか改めて考えてみてください。
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