文系SEはきつい?やめとけと言われる理由と文系エンジニアの強みについて

  • 文系はSEやめとけと言われる理由は?
  • 文系SEは楽しい?きつい?
  • 文系システムエンジニアの現実は?

文系出身だとSEはあまり向かないのでしょうか?

文系SEにも強みがあるため、実際に活躍している人はたくさんいます。文系SEならではの強みもあるため、文系であってもシステムエンジニアを目指す人は少なからずいます。

「文系SEはやめとけ」と聞くことがありますが、どういった理由からやめておいたほうがいいといわれるのでしょうか。

実際、知識やスキルで理系出身者との差が大きく、SEになれても周りについていけずに辞めてしまう人もいます。しかし、中には文系SEとして活躍している人も多くいます。

この記事では文系がSEをやめとけと言われる理由や、文系SEとして成功するための方法についてまとめてみます。

文系でSEの仕事に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

目次

【IT業界】文系がSEやめとけと言われる理由

SE(システムエンジニア)は、将来有望な職種のひとつとして注目されています。

しかし、IT業界の中での専門職でもあるため、文系の人がいきなり目指しても大丈夫か不安になるのも無理はありません。

文系出身がSEをやめとけといわれる主な理由には以下のようなものがあります。

文系がSEやめとけと言われる理由
  • ITスキルの不足
  • 勤務時間が長い
  • ストレスが多い

文系がSEやめとけと言われる理由①ITスキルの不足

文系出身者がSEはやめとけといわれる理由のひとつは、ITスキルの不足です。

文系出身でもパソコンを使いこなすことはできるかもしれませんが、IT関連の基本用語などは知らないことがほとんどです。SEとして職務を遂行するには基礎スキルが必須です。

学卒者や未経験者には、企業が基礎研修を用意してくれることもあります。

ただ、短期間でITスキルを身につけるのは難しいため、しっかりした知識を習得するためには自学が必要になります。

文系がSEやめとけと言われる理由②勤務時間が長い

文系出身者がSEやめとけと言われる理由には、勤務時間が長いことも挙げられます。

システムエンジニアの場合、一般的な会社と異なり、納期を守らなければなりません。

クライアントから仕様の追加があったり、突発的なトラブルが発生したりと、さまざまな理由で残業したり、休日出勤したりと、かなり忙しいことが多いです。

そのため、毎日定時で帰りたい人に取って労働環境が馴染まない場合は、続けていくのが難しくなります。

文系がSEやめとけと言われる理由③ストレスが多い

SEの業務は激務で、必ず納期に間に合わせる必要があります。

納期に送れてしまうと企業の信用問題にかかわります。そのため、多少なりとも無視をして無理矢理納期に合わせようとするとほとんど休みもとれなくなってしまいます。

また、IT業界は情報の変化が激しいため、常に自分自身もアップデートしていかなければなりません。1つのシステムしか知らないと、時代から取り残される恐れもあります。

肉体的に疲れるだけでなく、精神的にもプレッシャーになるため、ストレス体制が高くないと継続するのは難しいです。

文系SEが「ついていけない」「辞めたい」「なって後悔」と思う理由

文系出身でシステムエンジニアになれたものの、続かなくて辞めてしまう人もいます。

そういった人はどういう理由でSEを辞めてしまうのでしょうか。

文系SEがついていけない理由
  • わからない用語が多い
  • プログラミングが難しい
  • 常駐先が変わる

文系SEがついていけない理由①わからない用語が多い

IT業界には、普段使わないような専門用語がたくさんあります。

わからない用語をネットで調べたら、その説明で使われている用語がわからずに、また新たに調べるといったことも、よくあります。

まったく知識がない文系出身者がシステムエンジニアになろうとすると、あまりの専門用語の多さについていけなくなってしまうことがあります。

どんどん周囲と差がついてしまうと、システムエンジニアになることを後悔する人も少なからずいます。

文系SEがついていけない理由②プログラミングが無理

用語については勉強して何とか身につけたものの、プログラミングが無理という人もいます。

一言でプログラミングといっても、さまざまな言語があります。

場合によっては、ただでさえわからない言語をさらに複数個覚える必要もあり、それでSEの仕事についていけなくなることもあるようです。

易しい言語はわかるものの、業務上必要な言語がまったくわからずに辞めてしまう人もいます。

文系SEがついていけない理由③常駐先が変わる

勤め先によっては、受託か客先常駐と働き方もかわってきます。

客先常駐の場合、案件やプロジェクトが終わるたびに常駐先が変わることになります。

そのため、一から人間関係を構築する必要があり、それが辛くて辞める人もいます。

SEとして働くためにはコミュニケーション能力も重要です。

文系でSEに向いている人の特徴

文系出身者でもSEに向いている人はたくさんいます。

では、どういう文系の人がSEに向いているのでしょうか。

文系でSEに向いている人
  • コミュニケーション能力が高い
  • 論理的に物事を考えられる
  • 変化に柔軟に対応できる

文系でSEに向いている人①コミュニケーション能力が高い

システムエンジニアにはずっとパソコンに向かっているイメージがありますが、コミュニケーション能力も要求されます。

たとえば、クライアントからの上手くくみ取らないと、要望に合ったシステムが開発できません。

クライアントが正確に漏れなく要望伝えることは難しいため、相手が伝えられないような要望も上手くこちらが読み取る必要があります。

そのため、コミュニケーション能力が高い文系出身者はシステムエンジニアとして活躍できる可能性が高いです。

文系でSEに向いている人②論理的に物事を考えられる

SEとして働くには、論理的に物事を考えることが重要になります。

システム設計・開発は系統立てて論理的に物事を整理できないと失敗してしまうそれがあります。

論理的思考は、文系・理系を問わず、慣れや訓練で身につけることができます。

経験を積んで、論理的思考能力を身につければ文系SEでも活躍できます。

文系でSEに向いている人③変化に柔軟に対応できる

IT業界では常に新しい情報が入ってくる上に、10年に1度くらい、それまでの常識が一変するような変化が起きることがあります。

こういった大きな変化が起こったときに、流れに乗って柔軟に対応することが求められます。

これまでのやり方に固執してしまうと、時代から取り残されてしまう恐れがあります。

自分の慣れ親しんだ方法があっても、場合に応じて柔軟に変化させていくことが重要です。

>>SE(システムエンジニア)に向いている人の特徴は?適性診断を紹介

文系からシステムエンジニアを目指すためにやるべきこと

これから新卒として文系出身者がシステムエンジニアを目指す場合は、以下の4つについて重点的に取り組んでみましょう。

文系がSEになるためにやること
  • コミュニケーション能力を伸ばす
  • 読解力を高める
  • 基礎的なIT知識を身につける
  • プログラミング言語を習得する

文系がSEになるためにやること①コミュニケーション能力を伸ばす

文系SEとして活躍する場合、コミュニケーション能力を伸ばしておきましょう。

システムエンジニアの業務の中で、コミュニケーションが重要になるシーンはよくあります。

システム開発や設計に携わることが難しくても、クライアントから要望を上手に聞き取れるコミュニケーション能力があれば、企業からも高く評価される可能性があります。

そのため、文系出身者がSEを目指す場合はコミュニケーション能力を伸ばすようにしましょう。

文系がSEになるためにやること②読解力を高める

システムエンジニアの能力として、読解力や文章力も必要になります。

文系出身だと読解力や文章力が高い人は多いはずです。

こうした能力はシステム開発や設計でも大いに役立ちます。

文系がSEになるためにやること③基礎的なIT知識を身につける

システムエンジニアとして働いていく上で、ITに関する知識は必須です。

しかし文系SEがいきなり高度なIT知識を身につけようとしても、なかなか習得は難しいです。

そのため、まずは簡単な基礎的IT知識から身につけていくようにしましょう。

簡単なプログラミングコードやデータ分析、情報処理などの知識があれば、文系SEでも活躍できるチャンスが増えます。

文系がSEになるためにやること④プログラミング言語を習得する

システムエンジニアは、さまざまなプログラミング言語を使用します。

CSSやHTML、JavaやPythonなど、さまざまなプログラミング言語を活用することになるため、少しでもプログラミングスキルを身につけておきましょう。

プログラミングは市販の参考書で学ぶことができますし、オンラインで学べるところもたくさんあります。

未経験でSEを目指す文系におすすめのプログラミングスクール

プログラミングは独学で学べますが、挫折してしまう人も多いです。

また、仕事をしているとスクールに通うのも大変なので、オンラインスクールがおすすめです。

数あるプログラミングスクールの中から、文系SEにおすすめのスクールを紹介します。

おすすめプログラミングスクール
  • テックキャンプ
  • DMM WEBCAMP
  • 侍エンジニア

文系SEにおすすめプログラミングスクール①テックキャンプ

テックキャンプ

テックキャンプは、未経験からのエンジニア転職に特化したプログラミングスクールです。

未経験者向けのカリキュラムが用意されており、メンターにも質問し放題のため、これまでにプログラミングの経験がなくても効率良く学ぶことができます。

他のプログラミングスクールと比較して、受講料は若干高めですが、厚生労働省指定講座のため、受講料を最大70%オフで受けることが可能です。

>>テックキャンプの口コミ・評判や詳細はこちら

文系SEにおすすめプログラミングスクール②DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMPは未経験からITエンジニアが目指せるプログラミングスクールです。

実務に近い実践的なカリキュラムを採用しているため、転職してからいち早く活躍できるスキル・経験を積むことができます。

どんな時間帯でも学習できるようになっており、毎日15時から23時までは現役のエンジニア講師が答えてくれるサポートが用意されています。

スキルを活かして副業を始めたい場合には、経験豊富な現役エンジニアや副業経験があるメンターからサポートを受けることもできます。

>>DMM WEBCAMPの口コミ・評判や詳細はこちら

文系SEにおすすめプログラミングスクール③侍エンジニア

侍エンジニア

侍エンジニアは、専属のマンツーマン講師が配属されるため、独学よりも効率的にプログラミングを学習することができます。ちょっとした質問もすぐにできるため、問題があったときはすぐに解決することが可能です。

侍エンジニアでは、生徒ひとり一人にあわせた完全オーダーメイドカリキュラムとなっています。

各自の目標に応じてカリキュラムが組まれるため、最短で目的まで近づくことができます。

また、オリジナルのWebサービス開発がカリキュラムに含まれているため、現場で必要な技術を養うこともできます。

>>侍エンジニアの口コミ・評判や詳細はこちら

文系SEが目指すべきキャリアパス

文系出身者がSEになり、数年もすると他の理系出身者と差がなくなってきます。

スキル・実績を身につけて、さらにレベルアップしたいと考える人も増えてきます。

そこでシステムエンジニアの次に目指したい職種を紹介します。

文系SEが目指すべきキャリアパス
  • セールスエンジニア
  • フリーランスエンジニア
  • プロジェクトマネージャー

文系SEが目指すべきキャリアパス①セールスエンジニア

セールスエンジニアは文系SEにぴったりなキャリアパスのひとつです。

仕事内容は技術スキルを保持した営業専門職です。

クライアントに対して、自社の製品やサービスを説明し、販売することが主な目的です。

商談を成功させるには、製品・サービスに関する知識だけでなく、クライアント先の悩みを解決できるスキルも求められます。

文系SEが目指すべきキャリアパス②フリーランスエンジニア

システムエンジニアからのキャリアパスとして、フリーランスエンジニアという選択肢もあります。

フリーランスエンジニアはエンジニアの中でも最高峰に位置し、会社から独立して個人事業主としてやっていくことになります。

SEからフリーランスエンジニアになる人はたくさんいます。

ただし、フリーランスになれば実力が問われることになります。生き残るためには自分で仕事を獲得するのはもちろん、他には負けないような高品質なものを提供し続ける必要があります。

フリーランスエンジニアとして活躍できれば、かなりの高収入が期待できます。

文系SEが目指すべきキャリアパス③プロジェクトマネージャー

システムエンジニアとしての知識やスキルが活かせる最適な職種は、プロジェクトマネージャーです。

プロジェクトマネージャーになるためには、マネジメント能力が求められます。そのためには、さまざまなプロジェクトの経験を積む必要があります。

身近にプロジェクトマネージャーがいれば、どういった行動・言動をしているのかよく見てみましょう。どういった感じなのか実際に聞いてみるのもおすすめです。

文系SE(システムエンジニア)の現実

文系であってもSEとして活躍している人は、たくさんいます。

文系システムエンジニアの現状・現実としては以下のような特徴があります。

文系SE(システムエンジニア)の現実
  • コミュニケーションが上手くとれると楽しい
  • 文系だけでなく理系SEも不足している
  • やる気さえあれば文系でもSEは務まる

文系SE(システムエンジニア)の現実①コミュニケーションが上手くとれると楽しい

文系SEが活躍できるのは、クライアントとのコミュニケーションの場面です。

上手くコミュニケーションがとれることで仕事が楽しいと感じる文系SEも多いです。

コミュニケーション能力に長けている文系SEだからこそ、感じられる楽しさといっていいでしょう。

SEにはコミュニケーション能力が求められるため、今後も文系SEの需要が見込まれます。

文系SE(システムエンジニア)の現実②文系だけでなく理系SEも不足している

将来的にシステムエンジニアは、ますます人手不足に陥ると考えられています。

膨大な仕事量をこなす必要があることから、システムエンジニアを辞めてしまう人も少なくありません。

今後もシステムエンジニアの需要は見込まれるため、文系SEが活躍できる場面も増えていくはずです。

文系SE(システムエンジニア)の現実③やる気さえあれば文系でもSEは務まる

システムエンジニアは知識やスキルだけで務まる仕事ではありません。

メンタル力や体力も問われることが多い仕事です。

繁忙期や納期日前は残業や休日出勤になることも多く、体力がものをいいます。

そうなると文系・理系に関係なく、体力がある人こそがシステムエンジニアに向いているともいえます。

文系SEに関するよくある質問

文系からSEを目指す上でのよくある質問とその答えをまとめました。

文系女子がSEになるのはきつい?

文系女子でも問題なくSEになれます。

ただし文系男子と同様に最低限のスキルや知識は身につけておく必要があります。

文系SEは辞める人が多い?離職率は?

文系SEは仕事についていけないイメージをもたれがちですが、実際離職率が特別高いわけではありません。他のSEと変わりないため、文系だから辞めやすいということはありません。

文系でSEになった人はどんなことで後悔する?

プログラミングがわからなくて後悔する人が多いです。また、仕事量の割に給与が安いために後悔する人もいます。

まとめ

文系でもSEを目指すことは十分に可能です。

ただし、誰にでも向き不向きがあるため、この記事を参考に自分がシステムエンジニアに向いているのかどうか考えてみましょう。

文系だからといってSEに向かないということはありません。

しっかしスキルや知識を身につけておけばIT業界で文系SEとして活躍できるはずです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次