- ブラック企業とホワイト企業の違いはどんな点?
- ブラック企業からホワイト企業に転職できる?
- ホワイト企業でも退職者は多い?




労働環境が厳しいブラック企業よりもホワイト企業のほうが働きがいがあります。またブラック企業に働き続けることで体を壊してしまう恐れもあるため、早めの対策が必要となります。
ここではブラック企業とホワイト企業の違いや、ホワイト企業に転職するためのポイントについて紹介していきます。
現在ブラック企業に勤めている人は、ぜひ参考にしてください。
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ブラック企業とホワイト企業の違い【労働時間】
ブラック企業とホワイト企業の違いは、労働時間に出てくることが多いです。
ブラック企業は長時間労働を強いられる
ブラック企業では社員に残業を強いることがよくあります。
ただ残業をさせるだけでなく、勤怠記録を残していなかったり、残業代も支給されなかったりすることもめずらしくありません。
就業時間外で、資料作成をさせたり、調べ物をさせたりすることも多いため、結果として労働時間が長くなりがちです。
ホワイト企業の場合は残業代を強いることはまずありませんし、しっかり残業代は支払われます。
就業時間内で資料作成や調べ物もできるため、残業になることも少なく、規定の労働時間が守られます。
ブラック企業は休日出勤が多い
職種によって休みの取り方は違います。
土日休みの会社もあれば平日休みのところもありますし、日曜日だけが休みというところもあります。
労働基準法では、一年間を通じ、104日以上の休日があればとくに問題はありません。そのため、しっかり週休二日になっているところは企業努力からくるものといえます。
ブラック企業の場合、法令遵守意識が薄いため、休日出勤はよくありますし、代休がもらえないことも多いです。有給休暇を取ろうとしても、なかなか取れないことがよくあります。
ホワイト企業では、休日出勤をした場合、代わりに休みが取れることがほとんどです。また何かあったときも有給休暇が取りやすいです。


ブラック企業とホワイト企業の違い【勤務環境】
仕事をする上で、どれだけ勤務環境が整っているかは、長く続けていく際にとても重要になってきます。
ブラック企業は社員に投資しない
社員教育にどれだけ力を入れているかでブラック企業かホワイト企業かが判断できることが多いです。
ブラック企業の場合、慢性的に人手不足のため、常に求人で即戦力を求めてます。また研修に十分な時間を割くことができないため、必要なことはやりながら覚えるようになります。
短期間で辞める人が多いため、長期的な教育にあまり価値を感じていません。そのため、従業員に投資するようなこともないです。
ホワイト企業の場合、長期的に働いてくれることが目的のため、研修制度などが充実しています。しっかり学習して、仕事に取り組めるようになってから現場に送られることになります。
スキルアップへの投資も惜しまず、積極的に行っていることが多いです。資格の取得サポート制度や、資格を有していると昇給できる仕組みが設けられていることもあります。
ブラック企業のノルマは達成が難しい
適切なノルマの設定は、仕事に対するモチベーションを高めるのにも有効です。
ブラック企業の場合、ノルマが高すぎることが多いです。どうやっても達成できないようなノルマを与えて、給料を上げにくくしていることもあります。
また達成できない場合は、いろいろと追い詰めてくることも多く、その恐怖からサービス残業をさせられたり、休日出勤をさせられたりすることも多いです。
ホワイト企業の場合、そもそもノルマを設定していないこともあります。
または社員の中長期的なキャリアパスを考えて、適切な課題設定をしてくれます。
ブラック企業とホワイト企業の違い【コンプライアンス】
会社には守るべき法律がいろいろとあります。
ブラック企業は、そういった法律を遵守する意識が少ないことが多いです。
ブラック企業ではハラスメントが横行しやすい
近年、パワハラやセクハラ、モラハラなど、さまざまなハラスメント問題が取り上げられるようになりました。
企業でもその辺りには敏感になってきており、しっかり対策しているところも多いです。
ブラック企業の場合、コンプライアンス意識に欠けていることが多く、ハラスメントが横行していても会社自体が回っていれば、とくに問題にすることはありません。
社員のことよりも会社のことが大切なため、社員を大切にする意識が薄いです。
ホワイト企業では、男女雇用機会均等法や関連法令を遵守していることが普通です。これらの法律を守っていないと上場することができません。
また社員に高いパフォーマンスを発揮してもらうために環境作りにも力を入れています。ハラスメント対策として窓口を設けている企業も多いです。
そもそもハラスメントが起こらないように、ハラスメント研修を行っている企業もあります。
ブラック企業は有給休暇が取りづらい・取れない
有給休暇は労働者の権利として認められているため、会社は取得を拒否することができません。
労働基準法 第39条
使用者は、その雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。(WIKIBOOKS)
ブラック企業の場合、何かと理由をつけて有給休暇を取らせないことが多いです。また取る場合でも会社が納得できるような理由を要求することがあります。
有給休暇の取得は労働者の権利として有するため、本来ならば理由を問わず取れます。
ホワイト企業の場合、労働者の権利を尊重するため、有給休暇の申請が通らないようなことはありません。法律に反するような行為をしないことが基本となります。
ブラック企業からホワイト企業に転職すると人生どう変わる?
ブラック企業からホワイト企業に変わると、どういった点で変化が出てくるのでしょうか。
- 自由に使える時間が増える
- 体調がよくなる
- 気持ちに余裕ができる
- 労働環境が改善される
ホワイト企業に転職すると自由に使える時間が増える
ブラック企業はサービス残業や休日出勤など、長時間労働を強いることが多いです。
ホワイト企業に転職すると、会社に拘束される時間が減るため、自分が自由に使える時間が増えます。家族と過ごせる時間が増えるため、それによりプライベートが充実する人も多いです。
また土日が休みになることで、家族で旅行などもしやすくなります。
ココがおすすめ
休みもしっかり取れるため、気持ちのリフレッシュができ、また新たな気持ちで仕事に臨めるようになります。
ホワイト企業に転職すると体調がよくなる
ブラック企業の場合、労働時間が長く、ノルマに対するプレッシャーも重いため、気が休まるときがありません。休みの日でも仕事のことを考えてしまい、ストレスに感じる人も多くいます。
ホワイト企業の場合、定時で仕事が終わることが多く、仕事後のプライベート時間もしっかり取ることができます。ゆっくりお風呂に入ることもできますし、家族との団らんも楽しむことができます。
また食事や睡眠の時間もきちんと確保できるため、健康になる人が多いです。
ホワイト企業に転職すると気持ちに余裕ができる
ブラック企業に勤めていると、業務量が多く、労働時間も多くなってしまうため、気持ちに余裕がないことが多いです。
小さなことに対してもイライラするようになり、仕事の時だけでなく、プライベートな時間でも気持ちに余裕がなくなってしまいます。
ブラック企業からホワイト企業に転職すると、時間に余裕ができるため、それにともなって気持ちにも余裕が出てきます。そうすると、些細なことでイライラするようなこともなくなります。
また考え方も前向きになることが多いです。
ホワイト企業に転職すると労働環境が改善される
ブラック企業とホワイト企業では、労働環境に大きな違いがあることが多いです。
ブラック企業ではみんながきつい環境で働いているため、人間関係も殺伐としていることが多いです。そうなるとお互いのことにイラついてストレスがたまってしまいます。
ホワイト企業だと気持ちに余裕がある人が多いため、人間関係でのトラブルもなく働けることが多いです。仕事の量も適切に設定されているため、毎日残業するような必要もありません。
ホワイト企業は休みもしっかり確保されているため、プライベートな時間を充実させることもできます。
>>土日休みのおすすめの稼げる仕事・職種13選!探すときの注意点
ホワイト企業でも辞めたい人はいる?
ブラック企業に比べるとホワイト企業はさまざまな面で優れています。
しかしホワイト企業だからといって、すべてがすばらしわけではありません。
ホワイト企業ならではの注意点もいくつかあります。
- しっかり成果を出す必要がある
- 凝り固まった考えの人がいる可能性
- 独立や転職がしづらい
ホワイト企業の注意点①しっかり成果を出す必要がある
ホワイト企業は働くための条件は整っているため、その分しっかり成果を出す必要があります。
ホワイト企業は市場で成果を出しているため、業務量が多くなることがよくあります。それでいて長時間労働はさせないようになっているため、短時間で効率良く仕事をこなす必要があります。
他の会社ならば多少時間がかかっても問題なかった仕事でも、できるだけ早くこなす必要があるため、その分大変になることも多いです。
効率性を重視した仕事に向いている人には問題ないですが、そういった仕事が苦手だという人もいるはずです。
ホワイト企業の注意点②凝り固まった考えの人がいる可能性
ホワイト企業は離職率が低いところが多いです。
つまり長く働いている社員が多いことになります。ずっと同じところで働いているため、考えが凝り固まっている人がいる可能性もあります。
自分で何かを提案しても受け入れてもらえないこともあり、環境が変えるづらいという一面もあります。
またホワイト企業だからといって、すべての上司が自分にあうわけではありません。もし自分に合わない上司だった場合、たとえホワイト企業であっても仕事を続けていくのが難しくなってしまいます。
ホワイト企業の注意点③独立や転職がしづらい
ホワイト企業は経営の土台が整っており、やり方もだいたい固まっているため、業績は伸び続けることが多いです。しかし、保守的なやり方になってしまうことが多く、新しいことを学びたい人には向いていません。
いずれは独立をと考えている人にとっては、あまり得るものがないかもしれません。
またストレスがない職場だと、転職しづらくなってしまいます。もし、自分にもっと合いそうな仕事があったとしても、そちらには踏み切れなくなってしまいます。
あまり自分に合ってない仕事でも「待遇がいいから転職できない」となってしまうことも多いです。
ホワイト企業に転職したい人が抑えるべきポイント
ブラック企業からホワイト企業に転職する際、まずは転職先が本当にホワイトなのか見極める必要があります。
ホワイト企業かどうか見極めるには、以下の点をチェックしてみましょう。
- 離職率
- 求人情報の正確性
- 実際に働いている人の口コミ
- 転職エージェント
ホワイト企業に転職するためには離職率をチェック
ホワイト企業かどうかを判断するためには離職率をチェックしてみましょう。
離職率が低い企業は、社員が働きやすいと感じている可能性が高いです。それに対して、離職率が高い企業は、長く働けないそれなりの理由があるのだと考えられます。
ただし離職率は職種によっても平均値が変わってくるため、離職率が高いからといってブラック企業だとは限りません。
ひとつの目安として、常に求人を出している企業には要注意です。
常に求人を出している企業は、採用してもすぐに辞めてしまうため、また募集をかけている可能性が高いです。こうした会社は人手不足でひとりあたりの業務量が多いため、なるべく避けたほうがいいです。
ホワイト企業に転職するためには求人情報の正確性をチェック
転職の面接は企業に気になることを質問できるいい機会です。
求人に記載されている情報が実際に職場に適用されているかどうか確認してみましょう。とくに転職後に出産・育児の予定がある人は、育児休暇の取りやすさや時短勤務の有無などを確認しておいたほうがいいです。
子育て支援に力を入れている企業は、厚生労働省から「くるみん認定」を受けているため、それもいい手がかりになります。
ただしいきなり休日日数などについて尋ねると「働くことに意欲的でない」と判断されてしまう恐れがあります。ストレートに聞くのではなく「1日の仕事の流れはどういった感じですか」といったように遠回しに質問するのがいいでしょう。
ホワイト企業に転職するためには実際に働いている人の口コミをチェック
ホワイト企業かどうかを判断する上で、大きな手がかりになるのが実際に働いている人の声です。
もし実際に働いている人の話を聞く機会があるならば、ぜひ参考にしましょう。外部からの情報とは違い、現場の生の声のため、参考になることが多いです。
人間関係や社風など、求人情報からだけでは得られない情報も得ることができます。
また会社に関する口コミサイトもありますが、鵜呑みにはせずに、あくまで参考までにとどめましょう。
口コミサイトは匿名で記入できるため、ネガティブな理由で退職した人は、大げさに強調して書いている可能性があります。また企業側の口コミが混ざっている可能性もあるため、あくまで参考程度に利用しましょう。
ホワイト企業かどうかは転職エージェントに聞いてみる
転職エージェントは求人票だけではわからないような詳しい情報を把握していることが多いです。
そのため、直接転職エージェントに企業について尋ねることで、ホワイト企業なのかブラック企業なのかを判断できる可能性があります。
転職エージェントは求人を扱う企業についてしっかり調べているため、とても頼りになるはずです。
自分だけでは知ることができないような情報も持っているため、必ず活用するようにしましょう。
まとめ
ブラック企業からホワイト企業に転職するためには、まずホワイト企業がどういったものなのか知っておく必要があります。
ホワイト企業の定義は明確に定められているわけではないため、あくまで最終的には自分で判断することになります。自分の中での優先順位をはっきりさせ、自分に合った企業を選ぶようにしましょう。
自分だけでは判断しづらい場合は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職のプロのため、相談することであなたにあった求人を探してくれるはずです。
ブラック企業で働き続けるよりは一歩踏み出して転職したほうが、その後の人生を有意義に過ごせる可能性が高いです。
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