- 独学でフリーランスエンジニアになるのは可能?
- プログラミングが独学で習得できるのは天才だけ?
- 独学でプログラミングを学ぶのにベストな方法は?

独学でプログラミングを学んでもフリーランスエンジニアになれるのでしょうか?



たとえ独学でもスキル次第ではフリーランスエンジニアになることはできます。ただし、そのためには押さえておきたいポイントがあるため、ぜひこの記事を参考にしてください。
近年、働き方の多様化によりフリーランスで活躍する人も増えてきています。
現在会社に勤めていて、いずれはフリーランスとして独立したいと考えている人も多いかもしれません。
また未経験から独学でプログラミングを習得して、フリーランスエンジニアを目指している人もいるでしょう。
独学でフリーランスエンジニアを目指そうとすると、具体的なイメージができずに挫折してしまうことも多いです。
この記事では独学でフリーランスエンジニアを目指す方法について詳しく解説しています。プログラミングを学ぶ方法についてもまとめているため、ぜひ参考にしてください。
独学でプログラミングを習得してフリーランスエンジニアになれる?
プログラミングを独学で身につけ、フリーランスエンジニアになることは可能です。
それにはいくつかの理由があります。
- IT人材の不足
- 勉強する環境が整っている
- 未経験からでも始めやすい
独学でフリーランスエンジニアになれる理由①IT人材の不足
経済産業省は、IT人材の需給モデルを構築して、今後の日本のIT人材数の推計を行いました。(参照:我が国におけるIT人材の動向 | 経済産業省)
若年層の人口減少もあり、2019年をピークにIT関連産業への入職者は減っていき、2030年には40~80万人の規模でIT人材が不足すると試算されました。
このようにIT人材やエンジニアは慢性的に人手不足になっているため、独学でプログラミングを学んでもフリーランスエンジニアとしてやっていける可能性が十分にあります。
独学でフリーランスエンジニアになれる理由②勉強する環境が整っている
インターネットの普及に伴い、現在は独学でプログラミングが勉強できる環境が整っています。
ネット上にはさまざまな参考テキストがありますし、動画配信サイトでも有益な情報がアップロードされています。プログラミングのオンラインスクールもあるため、自宅にいながらにして専門家からプログラミングを学ぶこともできます。
このように勉強する環境がしっかり整っているため、独学でもプログラミングが学べるようになりました。
独学でフリーランスエンジニアになれる理由③未経験からでも始めやすい
実務経験がないフリーランスエンジニアが、いきなり案件を獲得するのは難しいです。
しかしクラウドソーシングサイトには、初心者でも対応しやすい案件が多くあります。そうした簡単な案件を経験していくことで、フリーランスエンジニアとしての実績を積むことができます。
コツコツ経験を積んでステップアップしていけば、独学でもフリーランスエンジニアになることが可能です。
エンジニアに必要なプログラミングは独学でも身につく?
プログラミングスキルを独学で身につけるのは簡単ではありませんが、十分に可能です。
フリーランスエンジニアに必要なプログラミングは独学可
最近ではプログラミングを学べる教材がネット上にたくさんあるため、独学でもプログラミングを学ぶことができます。
実際に独学でプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして活躍している人もいます。
独学でプログラミングを習得する際は、目的を明確化することが大切です。
何となくでプログラミングの勉強を始めると、独学では挫折する可能性が高いです。
プログラミング学習に必要な準備をしっかりしてから、独学を始めるようにしましょう。
独学でプログラミングを身につける人が天才といわれる理由
「独学でプログラミングが身につくのは天才だけ」といった意見も見かけます。
独学によるプログラミングの習得率はとても低く、成功するのは全体の1割程度しかいません。ただ1割はいることを考えると、必ずしも天才だけとはいえないでしょう。
IT開発は複雑で難しいため、自分だけですべてを解決するのがとても困難なのです。
独学でフリーランスエンジニアを目指すならば、学習環境を整えて、挫折しない工夫をすることが大切です。
環境さえきちんと整っていれば天才でなくても独学でプログラミングが習得できます。
独学でフリーランスエンジニアを目指すステップ
独学でフリーランスエンジニアを目指すための工程を5つにまとめました。
- 必要な基礎知識を身につける
- プログラミング言語を選ぶ
- プログラミング言語を学ぶ
- Webサイト・アプリの開発
- 仕事の受注
独学でフリーランスエンジニアを目指すステップ①必要な基礎知識を身につける
まずは独学でフリーランスエンジニアとしてやっていくために必要な基礎知識を身につけましょう。
フリーランスエンジニアとしてやっていくには、仕事の進め方や受注方法、税金についての知識も身につける必要があります。
フリーランスとして独立すると、自分でやらなければならないことが増えます。
報酬の受け取りは自分で請求書を発行することになりますし、自分で確定申告をして納税もしなければなりません。
フリーランスエンジニアとしてやっていくには知らなければ損をする知識も多いため、あらかじめしっかり学習しておきましょう。
独学でフリーランスエンジニアを目指すステップ②プログラミング言語を選ぶ
フリーランスエンジニアの基礎知識を身につけたならば、次は独学するプログラミング言語を選びましょう。
プログラミング言語はたくさんあるため、まずは難易度が低いものから身につけるのがおすすめです。最初に習得難易度が低い言語を独学することで、プログラミングの基礎が身につきます。
おすすめの言語は以下の通りです。
おすすめな言語 | 平均月単相場 |
---|---|
JavaScript | 86.7万円 |
PHP | 79.7万円 |
Python | 87.5万円 |
C# | 77.5万円 |
Java | 80.5万円 |
Go | 90万円 |
独学でフリーランスエンジニアを目指すステップ③プログラミング言語を学ぶ
習得するプログラミング言語が決まったならば、今度はどういった方法で学習するかを決めます。
学習サイトや書籍もありますし、セミナーやイベントも開催されています。
プログラミング言語を初めて学ぶ場合、不安なことも多いです。
そのため、初めはビジュアルを見て学べる無料サイトを利用するのがおすすめです。コツがわかってきたら、有料ツールや本格的な書籍などに手を出してみましょう。
独学でフリーランスエンジニアを目指すステップ④Webサイト・アプリの開発
プログラミング言語を身につけたならば、今度は自分でWebサイトやアプリを開発してみましょう。
Webサイトやアプリを開発してポートフォリオにまとめておくことで、自分のスキルの証明にもつながります。フリーランスエンジニアとして働いていくには自分の力をアピールする必要があるため、ポートフォリオは作っておいたほうがいいでしょう。
Webサイトの作成はWordPressが、Webアプリの開発にはMonacaがおすすめです。
独学でフリーランスエンジニアを目指すステップ⑤仕事の受注
自分でWebサイトやアプリが作れるようになったら、今度は仕事を受注する必要があります。
フリーランスエンジニアが仕事を獲得する方法としては、フリーランス向けのエージェントを利用したり、クラウドソーシングサイトで仕事を探したりするやり方があります。
フリーランスエージェントに登録すると、担当者がつき、いろいろと相談でもできるため、仕事探しで迷ったときは登録しておくのがおすすめです。エージェントの利用は無料です。
独学でプログラミングを習得する方法
独学でプログラミングを習得する方法は、いろいろあります。
この中から自分に合った方法を選んでみてください。
- 書籍
- 動画配信サイト
- プログラミング学習サービス
プログラミングの独学方法①書籍
プログラミングに限らず、何かを独学するときに多く用いられるのは書籍です。
エンジニアがプログラミングについて学ぶための書籍は多くあり、ネットの情報などに比べると比較的信頼できる情報であることがメリットです。
書籍でプログラミングを独学するデメリットとしては、置くスペースが必要になることです。電子書籍で購入する方法もありますが、その場合中身が把握できないまま買わなければならないことも多いです。
IT業界はどんどん進歩していくため、少し前の書籍だと情報が古くてあまり役に立たないケースもあります。
プログラミングの独学方法②動画配信サイト
YouTubeなどの動画配信サイトならば、無料でプログラミングが独学できます。
ただし、中には内容が間違っている場合もあるため注意が必要です。動画配信サイトは誰でも動画をアップロードできるのが利点ですが、必ずしも正しい情報ではないという弊害もあります。
実際にフリーランスエンジニアとして働いている人の動画もあるため、生の声が聞けるのは大きなメリットといえます。
プログラミングの独学方法③プログラミング学習サービス
プログラミング学習サービスを使えば、自分のペースでプログラミングが学べます。
これも誰かから指導されるわけではないため、独学と考えて問題ないでしょう。
中には無料の学習サービスもありますが、有料のものでも1ヶ月1,000円前後なのでオンラインスクールなどと比較すると、かなり安いです。
プログラムごとにサポート体制や学習内容が異なるため、自分に合ったものを選びましょう。
独学でフリーランスエンジニアになるためのポイント
フリーランスエンジニアとしてやっていくには、独学でスキルや知識を身につけただけでは不十分です。
フリーランスとして長くやっていくためには、いろいろな立ち回りも覚えておく必要があります。
- 最低限のスキルが身についたら営業を始める
- ポートフォリオを作成しておく
- 副業案件から受注する
独学でフリーランスエンジニアになるポイント①最低限のスキルが身についたら営業を始める
フリーランスエンジニアとして成功するためには、自分から積極的に行動することが大切です。
待っていても仕事はやってこないため、自分から売り込むアクションが重要です。
そのため、最低限のスキルが身についた段階で、仕事を獲得するための営業を開始しましょう。
高度なスキルや知識は仕事をしながら身につけていくのが基本です。
独学でフリーランスエンジニアになるポイント②ポートフォリオを作成しておく
フリーランスエンジニアとして営業をかける場合、自分のスキルを相手に知ってもらう必要があります。
そのためには自分がエンジニアとしてできることをまとめたポートフォリオを作っておきましょう。エンジニアにとってのポートフォリオは自分の実力を証明する大事な資料となります。
エンジニア経験者ならば、これまでの仕事の実績がそれにあたりますが、未経験の場合は、自分が0から作ったものやコーディング技術の証明になる作品や資格などをまとめておきましょう。
独学でフリーランスエンジニアになるポイント③副業案件から受注する
独学してフリーランスエンジニアになる場合、まずは副業案件を積極的に受注していきましょう。
いきなり高単価の案件は難易度が高いですし、獲得のための競争率も高いです。
難易度が低い副業案件から実務経験を積んでいき、そこからステップアップしていくのがポイントです。経験を積むことでポートフォリオも充実していきますし、仕事の選択肢の幅も広がっていきます。
独学でフリーランスエンジニアを目指せる人の特徴
誰しもが独学でフリーランスエンジニアを目指せるわけではありません。
たとえば、以下のような特徴に当てはまる人は独学でフリーランスエンジニアを目指してもいいかもしれません。
- 在宅ですぐ仕事を始めたい
- 時間に余裕がある
- IT企業になかなか就職が決まらない
独学でフリーランスエンジニアを目指せる人①在宅ですぐ仕事を始めたい
在宅勤務は満員電車に揺られる必要もなく、職場の人間関係に煩わされることもあります。通勤時間も有意義に使えるため、フリーランスエンジニアを目指している人は多いです。
フリーランスエンジニアの場合、パソコンとインターネットがあれば、時間や場所を問わずに仕事ができます。
在宅勤務やリモートワークで仕事をしていきたい人にとって、フリーランスエンジニアはぴったりの働き方といえるでしょう。
独学でフリーランスエンジニアを目指せる人②時間に余裕がある
学生や主婦(主夫)など、日中時間に余裕がある人はフリーランスエンジニアを目指しやすいです。
独学でプログラミングを学ぶ場合、それなりの時間が必要になります。仕事をしていると、なかなかまとまった時間を確保するのが難しいです。コツコツ継続すれば天才でなくてもプログラミングが習得できます。
育児や介護などで十分な時間を確保できないケースもあるでしょうが、1日2~3時間あればフリーランスエンジニアを目指すための独学ができます。
独学でフリーランスエンジニアを目指せる人③IT企業になかなか就職が決まらない
エンジニアとして企業に就職しようと思っても、なかなか採用されないこともあります。
その場合、頑張って就職活動を続けるくらいならば、フリーランスエンジニアとして働き始めるのも選択肢のひとつです。
会社員エンジニアだと、担当する業務を上層部から決められてしまうため、自分が思ったように仕事ができないことも多いです。
フリーランスエンジニアならば、自分で仕事を選べるため、嫌な仕事は避けることができ、仕事上のストレスが少なくなります。
フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント
フリーランスエンジニアとして仕事を獲得するにはエージェントを利用するのも有効です。
自分にぴったりの案件を紹介してくれるため、収入が安定しやすくなります。
しかも完全無料で使えるため、手取りを増やしたいフリーランスエンジニアは、ぜひ登録しておきましょう。
- レバテックフリーランス
- ITプロパートナーズ
- ミッドワークス
おすすめエージェント①レバテックフリーランス


「レバテックフリーランス」は登録者数が1位でありながら、利用者の平均年収が862万円という業界最大級のフリーランス専門エージェントです。
週3日から働ける案件から、フルリモートで働ける案件まで、さまざまな案件を所有しています。
単価交渉や契約の手続きなどはエージェントが代わりにやってくれるため、実務だけに集中できます。
現在フリーランスでなくても情報収集のためだけに登録することが可能です。
おすすめエージェント②ITプロパートナーズ


「ITプロパートナーズ」は週2日から働ける副業案件に強いフリーランス専門エージェントです。
IT業界で起業したい人も利用できるため、安定して案件を獲得できます。
もちろんフルタイムで働きたい人向けの案件もそろっているため、フリーランスとして独立するまでの収入を確保したい人にもおすすめです。
おすすめエージェント③Midworks(ミッドワークス)


「ミッドワークス」は、IT系フリーランス専門エージェントです。
常に3,000件以上の案件を掲載しており、正社員並みの待遇を受けることができます。
フリーランス特有のリスクも防いでくれるため、初めての起業で不安が多い人にも安心です。
急に案件が途切れてしまったときの給与保障制度や、生命保険料の半額負担が福利厚生として整っているため、フリーランスにとって心強いサービスです。
>>Midworks(ミッドワークス)の公式サイトをチェック
独学でフリーランスエンジニアを目指す人によくある質問
独学でフリーランスエンジニアを目指す人が抱きがちな質問とその答えについてまとめました。
- フリーランスエンジニアを目指すなら独学とプログラミングスクールどっちがいい?
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自分1人で継続するのが難しそうならばプログラミングスクールがおすすめです。担当者がつき、すぐに質問にも答えてもらえるためモチベーションも維持できます。ただし、かなり高額なのでできるだけ資金を残しておきたい場合は独学おすすめです。
- 独学でフリーランスエンジニアを目指す場合におすすめの資格は?
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まずはITパスポートの取得がおすすめです。ITパスポートを取得することで、ネットワークやデータベース、コンピュータシステムなど、さまざまな知識が身につきます。
- 独学でフリーランスエンジニアになった場合、仕事はどうやって受注する?
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クラウドソーシングサイトがおすすめです。クラウドソーシングとは「仕事を頼みたい人」と「仕事が欲しい人」を結びつけるサービスです。難易度が低い案件もあるため、独学でフリーランスエンジニアになった人でもできるような案件もあります。
まとめ
独学でフリーランスエンジニアを目指すことは可能です。
ただし、とても大変な道であることは理解しておきましょう。独学でプログラミングを習得しようとすると挫折しやすいのも注意点の一つです。
独学でプログラミングスキルを身につけるには、どの言語を学ぶかを決め、それに向かって学習環境を整えることが大切です。
独学だと挫折しそうなときは、プログラミングスクールの受講も検討してみましょう。
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