働きやすい外資系企業ランキング！向いている人・向いていない人

外資系企業に勤めることを目標にしている人は多いのではないでしょうか。

また、働きたいとは思っているものの、まだ詳しくはわからないといった人もいるはずです。

外資系企業は日系企業とは異なる部分も多くあり、その点で驚いてしまう人も少なくなりません。

この記事では、おすすめの外資系企業のランキングや外資系企業に向いている人の特徴などについてまとめています。

働きやすい外資系企業とは？日系企業との違い

そもそも外資系企業とは、どういった企業のことを指すのでしょうか。

また、日系企業とはどういった点で異なるのでしょうか。

まずは外資系企業についての基本的な情報について解説します。

外国資本によって成り立っている企業が「外資系企業」

実際のところ、どういった企業を「外資系企業」と呼ぶのかは明確な定義が決まっているわけではありません。

一般的に外国資本が全体の3分の1以上の場合に「外資系企業」と呼ばれることが多いです。

外国資本が多く含まれている企業を指すため、必ずしも外国の企業を指しているわけではありません。

たとえば、日本と海外の会社が共同で会社を設立した場合も、資本の割合によっては外資系企業と呼ばれます。また、もともと日本の企業だったものが海外の会社に買収されても、外資系企業と呼ばれることもあります。

そのため、外国の資本が3分の1未満で、日本の資本で成り立っている会社が「日系企業」ということになります。

「外資系企業」と「日系企業」の違い

外資系企業と日系企業には、いくつかの違いがあります。

大きな違いとして、外資系企業は個人を、日系企業は組織を重視する点が挙げられます。

外資系企業は基本的に個人に対して役割や仕事が割り当てられます。

そのため、自分の仕事をしっかしこなしてしまえば、あとは自分の裁量で休むことが可能です。

日系企業では、組織でまとまって動くことが多いです。

そのため、チームメンバーが残業していると、自然と他のメンバーも残るようなことが多いです。また、意思決定をするのにも上司の確認が必要になるため、どうしても時間がかかりがちです。

口コミから見る働きやすい外資系企業ランキング

OpenWorkが運営する「働きがい研究所」がまとめた働きやすい外資系企業ランキングを紹介します。

残業時間が少なく、休暇を取得しやすいホワイト企業が選ばれています。

外資系企業ランキング1位：イケア・ジャパン株式会社

IKEAはスウェーデン発祥でオランダに本社をもつ世界最大規模の家具量販店です。

世界30ヶ国に約370店舗、日本国内にも13店舗を構えています。

イケアでは、分解された家具をフラットパックで小さく梱包して販売しているのが特徴です。運搬や組み立てを顧客が行うことで、コスト削減を実現しています。

実際に働いている人の口コミでは「ライフワークバランスが取りやすい」といった内容が多いです。

会社名	イケア・ジャパン株式会社
本社	オランダ(発祥はスウェーデン)
設立	2002年7月8日
従業員数	3,800名

外資系企業ランキング2位：キャセイパシフィック航空会社

キャセイパシフィックは、世界200ヶ国以上に空港を展開する旅客サービスです。

アジア最大規模の航空会社で、日本では6空港を運航しています。

本社は香港にあり、従業員は世界で17,000人を超えます。

コミュニケーションが積極的に取られる職場で、社員同士の関係が良く、意見を言いやすいという口コミが多いです。

会社名	キャセイパシフィック航空会社
本社	香港
設立	1946年
従業員数	約20,000名

外資系企業ランキング3位：ブッキングドットコムジャパン株式会社

ブッキングドットコムは、宿泊予約サイト「Booking.com」を運営する会社です。

オランダに本社があり、世界200ヶ国以上の宿泊所を紹介しています。そのため、世界的に展開している旅行サービスとして知られています。

社員を相互尊重する風潮があり、社員を大切にしてくれる会社という口コミが多いです。

会社名	Booking.com Japan K.K.
本社	オランダ・アムステルダム
設立	1996年
従業員数	17,000人

外資系企業ランキング4位：ブルームバーグ・エル・ピー

ブルームバーグ・エル・ピーはアメリカに本社を置く、大手総合情報サービス会社です。

世界180都市にオフィスを構えており、金融・ビジネス・政界など、さまざまな有益な情報を提供しています。現在では日銀や財務省にとっても欠かせない情報サイトになっており、日本語で提供されるニュースも充実しています。

口コミでは待遇面に対しての満足度が高いです。

会社名	ブルームバーグ L.P.
本社	ニューヨーク
設立	1982年
従業員数	約19,000人(全世界)

外資系企業ランキング5位：エミレーツ航空会社

エミレーツ航空会社はドバイの航空会社です。

グローバル・ハブ空港であるドバイから、世界各地に就航しており、六大陸すべてで受賞歴を持つ高い評価の航空会社です。

スタッフの人種が多彩で、さまざまな文化に触れながら働くことができます。

会社名	エミレーツ航空会社
本社	アラブ首長国連邦・ドバイ
設立	1985年
従業員数	45,000人

外資系企業ランキング6位：ディーゼルジャパン株式会社

ディーゼルジャパン株式会社は、イタリアのアパレルブランドです。

ヨーロッパ・アジア・アメリカなど、世界80ヶ国以上に約5,000の販売拠点を持っています。日本でも120以上の店舗を構えています。

アパレルだけにとどまらず、テーブルウエアなどのインテリア全般も手がけています。

風通しがいい職場で、積極的にコミュニケーションができるという口コミが多いです。

会社名	ディーゼルジャパン株式会社
本社	イタリア・ブレガンツェ
設立	1978年
従業員数	約910名

外資系企業ランキング7位：ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン株式会社(H&M)

ヘネス・アンド・マウリッツは、日本でも馴染みがあるH＆Mを展開しているアパレルメーカーです。

全世界に4,200店舗以上を展開しており、低価格でファッション性が高い衣料品を取り扱っています。

ライフワークバランスが取りやすいという口コミが多く、長期休暇が取得しやすいという口コミも多くありました。

会社名	ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン株式会社
本社	スウェーデン
設立	1947年
従業員数	約3,000人

外資系企業ランキング8位：日本アイ・ビー・エム・スタッフ・オペレーションズ株式会社

日本アイ・ビー・エム・スタッフ・オペレーションズ株式会社は、IBMの日本法人である日本IBMの子会社です。

バックオフィス部門を担当することで、販売活動をサポートしているのが、この会社です。

福利厚生が充実しており、フレックスタイム勤務、在宅勤務などライフスタイルに合わせた働き方ができます。

会社名	日本アイ・ビー・エム・スタッフ・オペレーションズ
本社	アメリカ
設立	2002年6月19日
従業員数	非公開

外資系企業ランキング9位：アメリカン・エキスプレス・ジャパン株式会社

アメリカン・エキスプレスは、アメリカに本社を置くクレジットカード会社です。

アメリカン・エキスプレス・ジャパン株式会社はカード会員向けの旅行手配やコンシェルジェサービスなどを提供しています。

ダイバーシティやコンプライアンスに対する意識が高く、成果がしっかり評価される風土がある環境が整っています。

会社名	アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
本社	ニューヨーク
設立	1850年
従業員数	非公開

外資系企業ランキング10位：Apple Japan合同会社

iPhoneでおなじみのアメリカ企業Appleの日本法人です。

PCやスマートフォンなどのアップル製品を輸入したり、直営店を運営したりしています。海外オフィスとのかかわりも多く、さまざまなバックグラウンドをもった社員が集まっています。

企業としての明確な方向性が示されており、それを踏まえていれば自由にアイデアを出せる環境が整っています。

会社名	Apple Inc.
本社	カリフォルニア
設立	1976年
従業員数	非公開

外資系企業平均年収ランキング

外資系企業を目指す場合、どのくらいの年収がもらえるのかも気になるところです。

年収アップのために外資系企業への転職を考えている人もいるはずです。

外資系企業の平均年収ランキングは以下の通りです。

外資系年収ランキング1位：ドイツ証券株式会社

ドイツ証券株式会社は、ドイツ銀行のグループ会社です。

世界最大級の金融機関であるドイツ銀行の民間金融機関ということもあり、年収はかなり高いです。

企業金融業務・投資銀行業務・資産運用業務などがあり、ホールセールス向けの証券ビジネスを展開しています。

会社名	ドイツ証券株式会社
本社	ドイツ
設立	2005年7月21日
従業員数	82,915人
平均年収	3,304万円

外資系年収ランキング2位：BofA証券(旧メリルリンチ日本証券)

BofA（バンク・オブ・アメリカ）証券は、アメリカに本社を置く、世界最大の金融機関のひとつです。

世界35ヶ国で事業を展開しており、日本にはBofA証券株式会社と、バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ東京支店の2つの法人があります。

トレーディング事業・投資銀行業務・アドバイザリーサービスなどを提供しています。

会社名	BofA証券株式会社
本社	アメリカ
設立	1964年8月
従業員数	非公開
平均年収	2,160万円

外資系年収ランキング3位：ゴールドマン・サックス証券株式会社

ゴールドマン・サックス証券株式会社は、アメリカに本社を持つ大手投資銀行です。

本社の設立は1869年と歴史があり、世界の主要都市に拠点を置いています。

投資銀行業務・証券業務・資産運用業務を中心に、幅広いサービスを提供しています。

会社名	ゴールドマン・サックス証券株式会社
本社	アメリカ
設立	1974年1月
従業員数	約800人
平均年収	1,901万円

外資系年収ランキング4位：JPモルガン証券

JPモルガン証券はアメリカのニューヨークに本社がある金融サービスグループです。

日本には、JPモルガン証券、JPモルガン・チェース銀行東京支店、JPモルガン・アセット・マネジメントの3社があります。

総資産・収益力・時価総額など、世界でも最大規模を誇ります。

会社名	JPモルガン証券株式会社
本社	アメリカ
設立	1799年(JPMorgan Chase & Co)
従業員数	710人
平均年収	1,886万円

外資系年収ランキング5位：UBS証券株式会社

UBS証券株式会社は、UBSグループの日本法人のひとつです。

UBSグループは、スイスに本社がある世界有数の証券会社です。

世界50ヶ国以上に拠点があり、ウェルス・マネジメント事業・投資銀行業務・株式業務・債券業務・ETFなどを行っています。

会社名	UBS証券株式会社
本社	スイス
設立	2012年
従業員数	非公開
平均年収	1,767万円

外資系年収ランキング6位：シティグループ証券株式会社

シティグループ証券株式会社はアメリカに本社がある証券会社です。

世界160ヶ国以上の国で、幅広い金融商品やサービスを提供してます。

日本国内にも100年以上前から参入しています。

会社名	シティグループ証券株式会社
本社	アメリカ
設立	2003年12月
従業員数	非公開
平均年収	1,632万円

外資系年収ランキング7位：Google合同会社

世界を代表するIT企業・Googleの日本法人です。

検索エンジンのGoogleやYouTuberなど、多くの人が利用しているインターネット関連サービスを提供しています。

Googleにとって、アメリカ以外の初めての現地法人となります。

会社名	Google合同会社
本社	アメリカ
設立	2001年8月1日
従業員数	非公開
平均年収	1,614万円

外資系年収ランキング8位：ボストンコンサルティンググループ

1963年設立の歴史ある経営コンサルティングファームです。

世界50ヶ国以上の100以上の都市にオフィスを展開しています。

日本には1966年に法人を設立し、コンサル業の先駆けとして、さまざまな企業をさぽーとしてきました。そのため、日本国内での影響力も大きいです。

会社名	ボストンコンサルティンググループ
本社	アメリカ
設立	1966年
従業員数	950名以上
平均年収	1,463万円

外資系年収ランキング9位：モルガン・スタンレーMUFG証券

モルガン・スタンレーMUFG証券は、国内大手の三菱UFJフィナンシャルグループと、世界有数の投資銀行であるモルガン・スタンレーの合併会社です。

世界各地で、投資銀行業務やセールス＆トレーディング、資本市場業務、リサーチ業務などを行っています。

会社名	三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
本社	アメリカ
設立	1948年3月4日
従業員数	5,630名
平均年収	1,433万円

外資系年収ランキング10位：Adobe（アドビ）

クリエイティブソフトウェアで世界トップのシェアを持つ世界有数のソフトウェア企業です。

画像編集ソフトや動画編集ソフトを開発しており、PDFというファイル形式を開発したのもアドビです。

クラウドベースのサブスクリプションモデルをいち早く取り入れ、成功モデルともなっています。

会社名	アドビ株式会社
本社	アメリカ
設立	1992年
従業員数	約550名
平均年収	1,392万円

外資系企業に向いている人の特徴

外資系企業には日系企業とは異なる特徴があります。

人によっては外資系企業のほうが合っている可能性もありますし、場合によっては向いていない可能性もあります。

外資系企業に向いている人の特徴を紹介するため、自分に合っているかどうかチェックしてみましょう。

外資系企業に向いている人の特徴①自分から動ける

外資系企業では、年功序列ではなく、実力主義が主流です。

そのため、しっかり成果を出していかないと昇進・昇給は期待できません。

ただ指示を待つだけでなく、自分から積極的に動くことが大切になります。

また、スキルアップの面でも自主性が問われるため、自分で身につけるべきスキルを考えて習得する必要があります。

仕事でもスキルアップでも自主的に動ける人は、外資系企業に向いているといえます。

外資系企業に向いている人の特徴②自分の考えを主張できる

外資系企業では、自分の意見をしっかり主張することが重要です。

自分から意見を出していかないとやる気がないと思われたり、コミュニケーション能力に欠けていると思われたりします。

いきなり完璧な意見を言う必要はないため、自分が思っていることや考えていることがあれば、積極的に発言するようにしましょう。

外資系企業に向いている人の特徴③多様性を受け入れられる

外資系企業では、さまざまな国籍の人が働いていることが多いです。

いろいろなシーンで自分とは異なる文化や考え方を受け入れる必要があるため、そういった許容性が求められます。

日本の常識だけにとらわれずに、さまざまな国の文化やマナーを理解できる人が外資系企業に向いています。

外資系企業に向いている人の特徴④変化に対応できる

外資系企業では、業務スピードが早いことが多いです。

そのため、変化に柔軟に対応できる人が外資系企業に向いています。

人の入れ替わりも頻繁にあるため、その度やり方が変更されることも多いです。また、成果が見込めなさそうなプロジェクトは方針転換することもよくあります。

大きな変化があっても、落ち着いて対応できる人が外資系企業に向いています。

外資系企業に向いている人の特徴⑤自分の能力を活かしたい

外資系企業ではポジションに適したスキルや経験がある人が求められます。

そのため、自分の能力を十分に活かしたいと思う人は外資系企業に向いています。

日本では新しいことは嫌がられる風潮がありますが、外資系企業ではチャレンジすることが評価されるため、指示を待つだけでなく、自分からさまざまなことに取り組んでいきたい人は外資系企業に向いています。

外資系企業に転職したい人におすすめの転職エージェント

外資系企業に転職したい場合は、転職エージェントを利用するのがオススメです。

そこで数ある転職エージェントの中から、ぜひ登録しておいた方がいい転職エージェントを紹介していきます。

外資系向け転職エージェント①パソナキャリア

パソナキャリアは40代の転職に定評がある転職エージェントです。

顧客利用者満足度でも1位を獲得しており、多くの人がパソナキャリアを利用して、目指していた職業に就いています。

パソナキャリアでは、登録しておくだけで企業からスカウトが届くため、外資系企業に転職したい人は、まずは登録しておくことをおすすめします。

＞＞パソナキャリアの口コミ・評判や詳細はこちら

外資系向け転職エージェント②エンワールド

エンワールドは、外資系企業やグローバル企業への転職に力を入れている転職エージェントです。

複数のコンサルタントが転職を全面サポートしてくれるため、安心して任せることが可能です。

ハイクラスの転職エージェントとなっているため、年収800万円以上を目指している人におすすめです。

外資系向け転職エージェント③ビズリーチ

ビズリーチにはハイクラスの外資系企業が多数掲載されています。

ヘッドハンターが在籍しているため、自分の能力が認められれば、企業側からスカウトしてもらうことができます。

登録しておくだけで、大手企業からもスカウトが届くため、ハイクラスの転職を目指している人は、ぜひ登録しておきましょう。

＞＞ビズリーチの口コミ・評判や詳細はこちら

働きやすい外資系企業についてのよくある質問

外資系企業に関する良くある質問とその答えをまとめました。

気になる項目があれば、ぜひチェックしてみてください。

働きやすい外資系企業の年収はどのくらい？

業界によって年収は異なりますが、たとえば外資系の投資銀行だと平均年収は1,000万円を超えます。外資系コンサル業界でも平均年収は800万円前後とかなり高いです。

働きやすい外資系企業に転職するコツは？

企業研究・業界研究が必須なります。

企業のオフィシャルサイトやプレスリリースなどをチェックして、特徴を良く把握しておきましょう。

詳しい情報を知りたい場合には転職エージェントに尋ねてみましょう。

働きやすい外資系企業はどうやって探せばいい？

転職エージェントや就活エージェントに相談するのがおすすめです。

希望に合った求人を探してくれるため、ぜひ利用してみることをおすすめします。

まとめ

外資系企業では個人が重視されるため、自分から積極的に動ける人に向いています。

逆に人から指示を受けないと動くことができない人は、外資系企業でやっていくのは難しいかもしれません。

外資系企業は福利厚生が充実していることが多く、長期休暇も気軽にとれるところが多いです。

そのため、しっかり働いて休むときは休むといったメリハリのある生活を目指している人におすすめです。