あまり知られていない職業！ニッチな仕事・特殊な仕事を紹介とは？

世の中には18,500種類以上の職業があるといわれています。

それだけたくさんあるからには世間にあまり知られてない職業やニッチな職業、特殊な職業もいろいろあります。

どうせ働くならばあまり知られていない職業を選んでみたいという人も多いかもしれません。

そこでこの記事では、ニッチな仕事や変わった仕事についてまとめています。

あまり知られていない職業・ニッチな仕事

世の中には「そんなものまで仕事になるの？」と感じるような意外な職業がたくさんあります。

たとえば、以下のようなニッチな仕事は多くの人が知らないかもしれません。

あまり知られていない職業①ゴルフボールダイバー

ゴルフボールダイバーはゴルフ場の池に落ちたゴルフボールを拾い、それを販売する仕事です。

池に潜って作業をするため、スキューバダイビングに使うような装備が必要になります。海外のゴルフボールダイバーはスキューバの資格はいらないようですが、日本では資格を持っていたほうが採用されやすいようです。

海外の場合、ゴルフ場の池にワニがいるような危険性もありますが、日本ではそういった心配はありません。ただし、氷の張った池に潜ってボールを拾うような過酷なこともあります。

あまり知られていない職業②酪農ヘルパー

酪農ヘルパーは、酪農家に代わって搾乳やえさやりといった作業を代行する仕事です。

酪農家は生き物を相手にする仕事のため、基本的に休みはありません。とくに家族経営などで少人数で経営している場合、冠婚葬祭などでも休みをとるのが難しいです。

そんなときに酪農家に代わって作業するのが酪農ヘルパーというわけです。

酪農ヘルパーは、さまざまな牧場で仕事をしているため、幅広い知識と経験を積んでいることが多いです。酪農ヘルパーの経験を活かして、そのまま独立する人もいるようです。

あまり知られていない職業③ひよこ鑑別士

ひよこ鑑定士は、ひよこの性別を判断するめずらしい仕事です。正式名称は「初生雛（しょせいびな）鑑別師」といいます。

ひよこ鑑別士になるためには、畜産技術協会の「初生ひな鑑別師養成所」へ入所して講習を受けなければなりません。講習が終わってから、鑑別研究生として現場で1～2年ほど研修を行い、資格認定には予備考査に合格し、さらに高等鑑別師考査に合格しなければりません。

日本よりも海外で就業するケースが多く、ヨーロッパ諸国やニュージーランドなどで需要があります。

あまり知られていない職業④ドローンパイロット

最近注目を集め始めている仕事として、ドローンパイロットがあります。

文字通りドローンの操縦をする仕事で、空撮や測量、インフラ設備の点検、大きな畑の農薬散布など、さまざまな業務があります。

ドローンの操縦に資格はありませんが、ドローンパイロットとして働くためには民間資格や講習を受けて、しっかりした技術を身につけておいたほうがいいでしょう。

あまり知られていない職業⑤フードデリバリー

フードデリバリーは、ウーバーイーツや出前館などで料理をお店から自宅まで運ぶ仕事です。

自転車や原付バイクがあればできるため、始めるまでのハードルは低いです。稼ぐ人だと月に30万円以上稼いでいる人も多いです。

他人とコミュニケーションをとる必要もほとんどないため、ひとりで黙々仕事をしたい人にもおすすめです。

副業でフードデリバリーを始め、そこから本業にシフトしていく人も少なくありません。

高収入を目指せる特殊な仕事

あまり知られていない職業でも高収入が目指せるものがいくつかあります。

たとえば、以下のような特殊な仕事だと、十分に高収入を目指すことができます。

高収入を目指せる特殊な仕事①治験

治験は新薬の安全性を確認するための被験者になる特殊な仕事です。

正式名称は「治療の臨床試験」といいます。試験といっても、治験の前には何度もテストが行われているため、リスクはだいぶ低いです。

報酬が高いのが特徴ですが、次の治験に参加するためには数ヶ月の休薬期間が必要になります。そのため、連続してはできないので注意しましょう。

高収入を目指せる特殊な仕事②納棺師

納棺師は、ご遺体をきれいに整えて、棺に納めるのが仕事です。

映画「おくりびと」で一躍有名になった仕事でもあります。

遺体を入浴させて全身を清めた後、故人の好きな服装に着替えさせて、ヒゲ剃りや化粧をして身支度を整えます。遺体に損傷や苦痛の表情がある場合には、特殊メイクなどを施してできるだけ生前の姿に復元します。

高収入を目指せる特殊な仕事③特殊清掃員

特殊清掃員は、孤独死や自殺、他殺などで亡くなった人の部屋を掃除するめずらしい仕事です。

一般的な清掃員とは異なり、特殊な薬品を使って落ちにくい汚れを落とします。現場によっては防護服を着ることもあります。

現場には血痕が残っていたり、異臭が充満していたりと、刺激が強いことも多いため、忍耐力や精神力が問われます。高齢化社会になり、孤独死が増えていることから、こういった仕事の需要はこれからも見込まれます。

高収入を目指せる特殊な仕事④遺品整理士

亡くなった人の部屋を残された家族の代わりに整理したり、供養したりするのが遺品整理士の仕事です。

一般社団法人遺品整理士認定協会が実施している試験がありますが、年齢制限などはなく、誰でも受験可能です。

資格がなくても働くことはできますが、お客さんからの信頼を得るためにも資格はとっておいたほうがいいでしょう。

高収入を目指せる特殊な仕事⑤データサイエンティスト

さまざまなデータを用いて、商品やサービスの開発・改良を手伝うのがデータサイエンティストの仕事です。

エンジニア職のひとつで、パソコンさえあれば在宅でも収集したデータの統計や考察をもとにして働くことができます。

日本では、まだそれほど知られていない仕事ですが、世界的に注目されている仕事で、アメリカでは年収1,200万円という高収入が目指せる人気職業となっています。

参考：50 Best Jobs in America | glassdoor

グローバルなあまり知られていない職業

あまり知られていない職業ですが、世界中を飛び回って働ける仕事もあります。

日本だけでなく、海外でも働いてみたい人は、ぜひ参考にしてください。

グローバルなあまり知られていない職業①ホテルレビュアー

世界で活躍できるあまり知られていない職業として、ホテルレビュアーがあります。

世界中のホテルに宿泊して評価をする、とてもめずらしい仕事です。ホテルレビュアーとして活躍するためには、旅行専門のライターとして就職するのが近道です。レビュアーとしての知名度や人気が上がってくると、ホテル側から依頼が来ることもあります。

ホテルは世界中に存在するため、ホテルレビュアーとしてグローバルに活躍することができます。

グローバルなあまり知られていない職業②国境なき記者団

国境なき記者団は、言論の自由を守ることを目的として、ジャーナリストによって発足された非政府組織（NGO)です。

世界を飛び回り、弾圧されたジャーナリストの支援を行う特殊な仕事です。

ライティングの技術を磨き、ジャーナリストとして活躍することが前提のため、簡単には就けない仕事でもあります。仕事の性質上、世界中を飛び回り、グローバルに活躍することができます。

グローバルなあまり知られていない職業③プロフェッショナルトラベラー

プロフェッショナルトラベラーは、世界中を旅して、その魅力を多くの人に伝えるのが仕事です。

SNSやブログなどを使って文章や写真を公開したり、動画などを公開したりして、旅行の素晴らしさを多くの人に伝えます。

プロフェッショナルトラベラーとして活躍するためには、企業から案件をもらう必要があります。

自分だけではなかなかどうにもならないことがあるため、軌道に乗るまではなかなか難しい仕事です。

グローバルなあまり知られていない職業④キュレーター

キュレーターとは、海外の学芸員のことです。美術館や博物館などの企画展示を行うときに、クリエイティブディレクターや編集者の役割を担うあまり知られていない職業です。

キュレーターとして働くには、大学や大学院を卒業してから、インターンシップやエントリーレベルの仕事を通して、経験を積む必要があります。

キュレーターとして活躍するには美術品や芸術に関する深い知識が必要です。

グローバルなあまり知られていない職業⑤ストリートビューカメラマン

グローバルを目指せるあまり知られていない職業として、ストリートビューカメラマンがあります。

ストリートビューカメラマンは、ストリートビューに使用される場所の撮影を行う仕事です。カメラを使って撮影するだけでなく、撮影用の車を運転することもあります。

ストリートビューは世界中をカバーしているため、カメラマンも同じように世界中を飛び回る必要があります。

あまり知られていない職業・特殊な仕事に就くメリット

あまり知られていない職業に就くと、どういったメリットがあるのでしょうか。

たとえば、以下のようなメリットが考えられます。

あまり知られていない職業のメリット①相手にインパクトを与える

あまり知られていない職業に就くと、初対面の人と話したときに興味を持ってもらいやすくなります。

特殊な仕事をしていると、相手の興味を惹き、そこから会話が広がることも多いです。

転職する際にも特殊な経験をしているとアピールポイントになるため、他の求職者との差別化も図れます。

あまり知られていない職業のメリット②つながりが深まりやすい

特殊な仕事をしてると、その業界内でのつながりが強くなることが多いです。

そのつながりを活かして新しい仕事を受けたり、別の誰かにつながったりといったメリットがあり、業界内での人間関係がより深まっていきます。

大きな組織で働くのが苦手な人や、限られた人間関係で深いつながりを持ちたいという人にもおすすめです。

あまり知られていない職業のメリット③記憶に残りやすい

あまり知られていない職業に就いていると、相手の記憶に残りやすくなります。

とくに初対面の人と話をすると、あなたの印象が強く残る可能性が高いです。自分の仕事があまり知られていない職業だと、そこから話も広げやすく、コミュニケーションもとりやすくなります。

相手の印象に残りやすいのも、あまり知られていない職業に就くメリットといえます。

あまり知られていない職業・特殊な仕事に就くデメリット

あまり知られていない職業に就くことは、いろいろなメリットがありますが、その反面でデメリットもあります。

メリットとデメリットをよく見極めた上で、その仕事に就くかどうかを考えましょう。

あまり知られていない職業のデメリット①就くまでのハードルが高い

あまり知られていない職業は、一般的な職業に比べると求人数が少ないことがほとんどです。

そのため、希望の仕事に就くのはかなり難しいです。たとえ、条件に合う仕事を見つけたとしても、募集枠が少ないので倍率が高く、就くまでのハードルが高くなってしまいます。

また、一般的な就職サイトに記載されている求人数が少なく、そもそも働ける場所が限定されている場合も多いです。

あまり知られていない職業のデメリット②相手に理解してもらえないことも

特殊な仕事だと、相手に話しても通じないことがあります。

あまり知られていない職業だと、他の人が経験したことがない特殊な仕事が多く、業務内容によってはネガティブなイメージを抱かれることもあります。

ニッチな職業をに就いていると、その人自体も変わった人という印象を持たれやすいです。

あまり知られていない職業に向いてる人の特徴

あまり知られていない職業には、いろいろなメリットとデメリットがあります。

では、どういった性格の人があまり知られていない職業に向いてるのでしょうか。

あまり知られていない職業に向いてる人の特徴①周りの評価を気にしない

あまり知られていない職業に向いているのは、周囲からの評価を気にしない人です。

一般的に知られていない職業が多いため、普通の人からは受け入れがたいことがあります。また、どんな仕事か理解してもらえないと、マイナスなイメージを持たれてしまうこともありえます。

初対面の人から変な目で見られることもあるため、そういった評価が気にならない人におすすめです。

あまり知られていない職業に向いてる人の特徴②好奇心旺盛

あまり知られていない職業は、働いている人も少なく、とてもニッチな仕事であることが多いです。

まだまだ知らない人が多い世界のため、そういったニッチな世界に興味を持てる好奇心旺盛な人が向いています。

専門性が高い職業も多いため、積極的に自分から学ぶ意欲も必要です。

あまり知られていない職業に向いてる人の特徴③その道のパイオニアになりたい人

あまり知られていない職業は、まだまだ労働人口が少ないため、自分自身がその道のパイオニアになれる可能性があります。

ただし、模範となる成功事例が少ないため、自分で考えて進んでいく必要があります。

大きく成功することができれば、あなたをきっかけにそこから人口が増えていく可能性もあります。

そのため、その道を切り開きたい人にも向いている職業といえます。

まとめ

世の中にはあまり知られていない職業や特殊な仕事がたくさんあります。

意外な仕事が高収入なことも多いため、できれば他の人とは違った仕事がしてみたい人は、詳しく調べてみるのもいいかもしれません。

ただし、特殊な職業や意外と知られていない職業は、求人サイトなどに掲載されていないことも多いです。

自分だけでは情報を集めきれないときは転職エージェントなどに相談してみるのもいいでしょう。

転職エージェントは無料で利用できる上に、転職サイトには載っていないような情報を把握していることも多いです。面接対策や履歴書の添削などもしてくれるため、ぜひ活用してみましょう。