- 40代転職がなんとかなる人とならない人の違いは?
- 40代転職のよかった点はどんなところ?
- 40代の転職を成功させるにはどんなところに気をつければいい?




20代や30代と比較すると、40歳の転職は難易度が上がるのが現実です。
なんとかなるだろうという軽い気持ちでは、なかなか転職に成功しないことも多いです。また厳しい現状について理解していないと、早々に心が折れてしまう可能性もあります。
この記事では40代の転職が厳しくなる理由と、成功のために何をすべきかについて解説しています。
転職したい人におすすめの転職サイト・転職エージェント
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新しい仕事に就くことを考えている人は、ぜひチェックしてみてください
1位 リクルートエージェント


- 転職支援実績No.1
- 業界最大級の求人数
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リクルートエージェントは転職支援実績No.1を誇る転職エージェントです。
利用者がとても多く、毎年たくさんの人がリクルートエージェントを使って転職を成功させています。
1977年にサービスを開始した老舗の転職サイトということもあり、規模も非常に大きく、求人数もとても多いです。非公開求人数も多く、20万件以上もあります。
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2位 doda


- 求人数の多さと質の高さ
- 転職サイトと転職エージェントの2つの機能
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dodaは年収査定や転職タイプ診断といった便利なツールがある転職サイトです。
業界トップクラスの求人数のため、職種・業界の選択肢も多いです。たくさんの選択肢の中から、自分に合った仕事を見つけることができます。日本全国にとどまらず、海外の求人情報も取り扱っているため、海外勤務を視野に入れている人にもおすすめのサイトです。


3位 マイナビエージェント


- 求人数が豊富
- 業界に通じた専任アドバイザー
- 面接の利用回数やサポート期間に制限がない
マイナビエージェントは、20代・第二新卒を中心に幅広い年代の人に利用されている転職エージェントです。
テレビCMも放映しているため知名度も高く、その分、利用者も増加傾向にあります。マイナビエージェントでは、各業界に精通した専任アドバイザーが在籍しているため、親身になって転職の相談に乗ってくれます。サポート期間に制限がないため、じっくり転職と向き合いたい人にもおすすめです。


現状が厳しくても40代転職はなんとかなる?
「40代の転職は悲惨だ」「40代を過ぎての転職は無謀で地獄」などといった意見を見かけることがあります。
確かに40代の転職は簡単ではありません。
40代の転職が厳しいのには、いくつかの理由があります。
- 20代30代に比べて求人数が少ない
- 若年層よりも採用されづらい
- 年収が下がる可能性
20代30代に比べて求人数が少ない
20代や30代の求人に比べると、40代の求人数は圧倒的に少ないです。
その理由は「35歳以下」のような年齢制限を設けている求人が多いからです。
原則として、求人に年齢制限を設けることは禁止されています。
しかし、雇用対策法施行規則に定められた例外事由の条件を満たせば、求人に「35歳以下」といった年齢制限を設けることができます。
例外事由
- 長期勤続によるキャリア形成が目的
- 雇用期間を定めない
- 職務経験を応募資格に加えない
このように年齢制限を設ける企業が多いため、40代向けの求人数は若い頃に比べて少なくなります。
若年層よりも採用されづらい
企業では長期的に活躍してくれる若年性を求める傾向にあります。
たとえば、40代と20代の人材が同じくらいのスキルを持っていれば、20代のほうが優先して採用される可能性が高いです。
そのため、転職を成功させるには20代30代よりもアピールできるところがないと採用は厳しくなってしまいます。
ココがポイント
若年層に比べて採用されづらいという現実を受け止め、しっかり準備・対策をしなければなりません。
年収が下がる可能性
たとえ40代で転職が成功したとしても年収が上がるとは限りません。
厚生労働省の発表によると、40代で転職後に年収が上がった人に割合は全体の4割程度でした。
つまり6割の人が「変わらない」または「減少した」と答えています。
そのため、年収アップを目的にするならば、必ずしも希望通りにいくとは限らないことを頭に入れておきましょう。
40代で転職する人の悩み
どんな年代でも転職する前は、いろいろと悩んでしまうことがよくあります。
40代で転職する場合には、とくに以下のようなことで悩んでしまうことが多いです。
本当に転職がなんとかなるのか
もっとも大きな悩みとなるのが、本当に転職できるのかどうかです。
たとえスキルや経験があったとしても、企業にマッチしなければ転職が成功するとは限りません。同じような力がある若い人が同時に応募していれば、そちらを優先されてしまう可能性もあります。
企業にアピールできるような経験や実績がないと、さらに不安は大きくなるでしょう。
40代での転職は確かに簡単ではないですが、実際に転職している人も数多くいます。
自己分析して自分の長所を見つけ、積極的にアピールしていきましょう。
転職活動が長期化しないか
仕事を辞めて転職をする場合、活動中は収入がなくなってしまいます。
もちろん多少の蓄えを持って転職活動する人がほとんどだと思いますが、その間に確実に仕事が決まるとは限りません。
まただんだん蓄えがなくなってくると、焦りも出てきて転職活動に集中できなくなってしまいます。
その結果、妥協した転職となり、後悔してしまうことも少なくありません。
年収や待遇がよくなるか
40代で新しい職種についた場合、0からのスタートとなるため年収が下がることがほとんどです。
そこからキャリアアップしていって、年収が上がっていけばいいですが、必ずしもそう上手くはいきません。
また上司が年下になってしまう可能性も高く、普段から気を遣ったり、遣われたりするようなことも増えてきます。
ココに注意
自分よりもだいぶ年下の上司に、あれこれ指示されるのは精神的にキツいという人も多いです。
新しい人間関係が築けるか
転職すると、また一から人間関係を築いていくことになります。
コミュニケーション能力に長けている人ならば、新しい環境にいってもすぐになじめるかもしれませんが、人付き合いが苦手な人だと人間関係の構築に苦労することも多いです。
性格の合う合わないもあるため、実際に働き始めたら「周りの人間と合わなかった」という可能性もなくはありません。
周りと合わないと、仕事を続けるのが難しくなっていきます。


40代でも転職がなんとかなる人の特徴
40代で転職がなんとかなる人には、以下のような特徴があることが多いです。
- 新しい知識を学んだりスキルを身につけたりする積極性がある
- 高いマネジメントスキルがある
- 新しい環境に合わせる柔軟性がある
新しい知識を学んだりスキルを身につけたりする積極性がある
40代になっても新しい知識を学んだり、スキルを身につけたりする積極性がある人は、企業に採用されやすいです。
自分を向上させることで市場価値が高まるため、転職市場でも需要が高まる傾向にあります。
もちろん何でも新しいことをすればいいというわけではありません。
自分のキャリアに役立つようなことを積極的に身につけていく必要があります。
たとえばマネジメントのスキルを身につけるためにビジネスマネジャー検定を取得したり、将来的に会社経営のプロとして活躍するために中小企業診断士の資格を取ったりすれば、市場での価値が高まります。
自分がやりたいことを学ぶことは大切ですが、時間に限りがあるならば将来に役立ちそうなことを優先的に学んでいく必要があります。
高いマネジメントスキルがある
40代だとマネジメントスキルを求められることが増えてきます。
マネジメントスキルがあれば、どんな企業でも役立てることができます。汎用性が高いからこそ、優先的に身につけたいスキルです。
マネジメントスキルには大きく5つの力が必要です。
マネジメントに必要な力
- 目標設定と目標を伝達する力
- 掲げた目標に向けてタスクの進捗を管理する力
- 部下の状況を把握して能力を引き出す力
- 業務を遂行する力
- 分析力と判断力
40代の転職はマネジメントスキルがあるかどうかで採用率が大きく変わってくるため、ぜひ身につけておきたいです。
新しい環境に合わせる柔軟性がある
40代になると、自分のやり方が確立されてくるため、どうしても柔軟性に欠けてしまうことが多いです。
転職を成功させるためには、その環境に合わせた柔軟性が重要になってきます。
柔軟性がなく、周りとの協調性がないと「扱いにくい人材」と考えられ、採用が遠のいてしまいます。
経験やスキルを持っていることは大切ですが、何でもひとりでできることをアピールしすぎると「協調性がないのでは?」と思われてしまうため、注意しましょう。
40代の転職がなんとかならない原因
40代の転職活動がなかなか上手くいかないのには、さまざまな原因が考えられます。
- 職務経歴書の作り込みが甘い
- 求人の条件をよく確認していない
- 一社ずつ進めようとしている
- すぐに心が折れてしまう
- 面接の練習が足りない
職務経歴書の作り込みが甘い
職務経歴書がしっかり作り込まれていないと書類選考で通りづらくなってしまいます。
キャリアの棚卸しを踏まえて職務経歴書をブラッシュアップしましょう。
実際に面接を受けてみて、何かしらの気づきがあればそれも反映させるべきです。
ひとりではなかなか思いつかない場合には転職エージェントに相談してみましょう。ハローワークでも職務経歴書の相談はできます。
ココがポイント
しっかり職務経歴書をブラッシュアップして転職活動に挑みましょう。
求人の条件をよく確認していない
求人の中には「育成人材を募集する求人」もあります。
育成人材募集案件とは、若手向けの求人案件です。
そのため、自分に合っていそうだなと思っても40代で採用される可能性はまずありません。求人情報では具体的な年齢を記載しないため、募集要項をちょっと見ただけでは気づかないことも多いです。
若手向けの求人にいくら応募し続けても採用される可能性はかなり低いといえるでしょう。
そういったミスマッチを防ぐためにも転職エージェントの意見を聞くことが大切です。
一社ずつ進めようとしている
転職活動では常に何社か応募している状況が普通です。
一社応募して結果を待って、次の一社に応募ということを繰り返していると、時間がかかりすぎてしまいます。
40代の書類選考通過の確率はかなり低いです。
たとえ書類で通っても次は面接があります。
ハイクラス転職だと企業面接は複数回あることが普通です。
そうするとかなりの応募が必要になるため、一社ずつ応募していてはきりがありません。
複数社に応募するのは初めは慣れないかもしれませんが、やっていくうつにだんだん普通になってきます。
ココがおすすめ
一社ずつに応募するのではなく、複数社に同時に応募しましょう。
なんとかなる前にすぐに心が折れてしまう
40代での転職は、スムーズに成功するほうがめずらしいです。
企業側としては若いほうを優先的に採用するため、40代が選ばれるのはかなり稀なことといえます。
そのため、転職で失敗するたびに心が折れてしまっていては、なかなか先に進めなくなってしまいます。
ある程度、割り切って次に進まないといつまで経っても転職できなくなるため、何とか気持ちを強く持ちましょう。
ココに注意
落ちるのは確かにショックかもしれませんが、その度に心が折れていては40代の転職は成功できません。
面接の練習が足りない
40代で転職を成功させるためには、入念な面接練習が必要です。
20代の面接ならば、やる気や勢いで通過するかもしれませんが、40代になるとそういうわけにもいきません。
入念な準備が必要で、事前練習もしっかりやったほうがいいです。
十分な企業研究も行い、落ち着いて面接に臨みましょう。
40代で転職はなんとかなる | 成功するためのポイント
40代で転職を成功させるには、どういった点を抑えておけばいいでしょうか。
そこで40代で転職を成功させるコツをまとめてみました。
- 転職先を決めてから会社を辞める
- 人脈を使う
- さまざまな情報源をチェックする
- 転職エージェントを活用する
転職先を決めてから会社を辞める
会社を辞めたいと思ったら、まず転職先を決めておきましょう。
40代の転職は、20代30代よりも選択肢が少なく、転職活動が長期化することもめずらしくありません。
今の仕事を辞めてから新しい仕事を探そうと思っても、なかなか見つからず精神的に追い詰められてしまうこともよくあります。
焦って転職してしまうと「やっぱりここじゃなかった……」となることが多いため、今の仕事を続けながら転職活動するようにしましょう。
ココがおすすめ
すぐになんとかなるだろうと過信せず、まずは実際に転職活動してみるのがおすすめです。
なんとかなりそうな人脈を使う
もし何かしらのツテがあるならば、そういった人脈を利用して転職するのも方法のひとつです。
40代になると求人数も少ないため、なかなか自分に合う仕事も見つかりづらいです。
知人や友人の紹介で、よさそうな転職先があれば、ぜひ紹介してもらいましょう。
人脈を使うと思ったよりもスムーズに転職できることも多いです。
さまざまな情報源をチェックする
情報源はひとつに絞るのではなく、さまざまなところから収集しましょう。
情報源の例
- 合同説明会
- 転職フェア・転職イベント
- 転職サイト
- 転職エージェント
- 企業のホームページ
- SNS
情報は、さまざまなところに転がっています。
ネットを使えば、たくさんの情報が集められるため、必ず有効活用しましょう。
転職エージェントを活用する
40代の転職では、転職エージェントの活用が大きなポイントになってきます。
40代の転職は、年齢がひとつのハードルとなって、なかなか選考までたどりつけないことも多いです。そのため、自分にあった転職エージェントを選ぶことで、より条件に合った求人が見つかりやすくなります。
転職エージェントは現在1,000社以上もあるといわれ、それぞれ得意としている分野やサービス内容が異なります。
中には40代以降の転職に強い転職エージェントもいます。
転職エージェントは雇用側から報酬を得ているため、無料で利用できます。
ココがポイント
非公開求人も教えてもらえるため、必ず利用しましょう。
40代転職では副業を始めるのもおすすめ
40代の転職は求人数が少ないこともあり、長期化することもよくあります。
そんなときにまったく収入がないと気持ちに余裕が持てませんし、焦って転職先を選び間違ってしまう可能性もあります。
そのため、転職前に副業を始めてみるのもおすすめです。
副業を始めるには以下のようなメリットがあります。
- 新しいスキルが身につく
- さまざまな会社の雰囲気に触れられる
- 収入アップにつながる
新しいスキルを身につけられる
副業だと今の仕事を続けながら新しいスキルを身につけることができます。
リモートでできる仕事も多いため、すぐに始めやすいのもメリットです。
たとえばWEBライターならばライティングスキルやSEOの知識が身につきますし、動画編集者ならば動画編集スキルや企画構成スキルが身につきます。
新しいスキルが身につけば、転職先で活かすことができますし、転職してから続けることも可能です。
ココがポイント
新たなスキルを学ぶことでビジネスパーソンとしての価値も高まります。
さまざまな会社の雰囲気に触れられる
企業によっては、副業としてお試し転職の機会を設けているところがあります。
期間は企業によってさまざまなで「1日限定」「週末限定」「1ヶ月以上」など幅が広いです。
こうした副業体験は、さまざまな会社の雰囲気を感じられるのが大きなメリットです。
今までとはまったく違う労働環境で働くと新しい刺激になりますし、どういった環境が自分に合っているかも知ることができます。
収入アップにつながる
最近では副業はめずらしいことではなくなっています。
普通に勤めている人でも収入アップのために副業をスタートさせることが多いです。
副業が軌道に乗れば新しい収入源が得られるため、転職にも余裕がでてきます。
副業によって新しいスキルが身につけば、そちらの方面での転職もしやすくなります。
自分の頑張り次第で収入を増やせるのが副業の大きなメリットです。
まとめ
40代で転職がなんとかなる人は、高いスキルや技術を持っていることが多いです。若者にはない高いスキルがあれば、企業からのニーズも十分にあります。
たとえ高いスキルがなくても、しっかり準備や対策を行っていれば、40代の転職でもなんとかなることが多いです。
ひとりで無闇に頑張るのではなく、転職サイトに登録したり、転職エージェントに力を借りたりして、40代の転職を乗り越えましょう。
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