- 引きこもりで30代になった無職でも就職できる?
- 30代で職歴なしの場合、どんな職種が向いている?
- 職歴ありで30代無職だとどういった就職活動をすればいい?




30代で無職だと、なかなか就職するのは難しいような気もします。面接の時にも、これまでどうして仕事をしてこなかったのか聞かれるかもしれません。
しかし30代はまだまだ若手で、転職のために一時的に無職になる人も多いです。
そのため、30代だからといってまったく就職できないということはありません。
この記事では30代無職が就職するための方法について詳しく解説しています。
転職したい人におすすめの転職サイト・転職エージェント
現在の環境を変えるために転職したい人におすすめの転職サイト・転職エージェントを紹介します。
新しい仕事に就くことを考えている人は、ぜひチェックしてみてください
1位 リクルートエージェント


- 転職支援実績No.1
- 業界最大級の求人数
- 手厚いサポート
リクルートエージェントは転職支援実績No.1を誇る転職エージェントです。
利用者がとても多く、毎年たくさんの人がリクルートエージェントを使って転職を成功させています。
1977年にサービスを開始した老舗の転職サイトということもあり、規模も非常に大きく、求人数もとても多いです。非公開求人数も多く、20万件以上もあります。
>>リクルートエージェント転職支援サービスの公式サイトをチェック


2位 doda


- 求人数の多さと質の高さ
- 転職サイトと転職エージェントの2つの機能
- 企業からのスカウトシステム
dodaは年収査定や転職タイプ診断といった便利なツールがある転職サイトです。
業界トップクラスの求人数のため、職種・業界の選択肢も多いです。たくさんの選択肢の中から、自分に合った仕事を見つけることができます。日本全国にとどまらず、海外の求人情報も取り扱っているため、海外勤務を視野に入れている人にもおすすめのサイトです。


3位 マイナビエージェント


- 求人数が豊富
- 業界に通じた専任アドバイザー
- 面接の利用回数やサポート期間に制限がない
マイナビエージェントは、20代・第二新卒を中心に幅広い年代の人に利用されている転職エージェントです。
テレビCMも放映しているため知名度も高く、その分、利用者も増加傾向にあります。マイナビエージェントでは、各業界に精通した専任アドバイザーが在籍しているため、親身になって転職の相談に乗ってくれます。サポート期間に制限がないため、じっくり転職と向き合いたい人にもおすすめです。


30代無職の割合はどのくらい?
総務省統計局の労働力調査基本集計2021年7月のデータによると、完全失業者191万人のうち、30~39歳までは34万人程度といわれています。
国内の30代の人口は1,378万人ほどなので、だいたい割合でいうと2.5%程度の人が無職ということになります。
つまり100人のうち、2~3人は無職というわけです。
30代無職の就職は難しい?
年齢が高ければ高いほど、無職に対する評価は厳しくなります。
しかし企業が何を重視するかによって、30代無職でも十分に採用される可能性はあります。
たとえば、フリーターの正社員への採用選考で企業が重視している点は以下のようにいわれています。
重視する点
- 就業意識・勤労意欲・チャレンジ精神
- マナー・社会常識
- コミュニケーション能力
簡単に言い換えると「やる気」こそが企業がもっとも重視している点です。
次にマナーや社会常識が続くため、スキル・資格などはそこまで重視されていないことがわかります。
ココがポイント
30代無職でいることの問題点
30代のまま無職でいると何かと問題点も多いです。
たとえば、以下のような問題点が出てきます。
- 書類選考にも通りづらい
- 家計が苦しくなる
- 他人のライフイベントで神経がすり減る
就活で書類選考にも通りづらい
無職の期間が長いと就活での書類選考にも通りづらくなってしまいます。
同じ「30代無職」でも、つい最近仕事を辞めた人と、ずっと仕事をしていない人では与える印象が大きく異なります。
仕事を辞めてから次の仕事を見つけるまでの期間は、だいたい3ヶ月といわれています。
ほとんどの人は仕事を退職しても3ヶ月以内に新しい職に就いています。
そのため、無職期間が半年以上、1年以上になってくると「この人には何か問題がありそうだ」と思われてしまいます。
採用担当者がそういった印象を抱いてしまうと、当然ながら書類選考を通過するのも難しくなってしまいます。
家計が苦しくなる
無職だと当然ながら収入がありません。
親が元気に働いていれば、まだ実家暮らしで問題ないかもしれませんが、親が仕事を辞めてしまえば一気に家計は苦しくなります。
これまでは親さえいれば何とかなると思っていたものの、両親が定年で仕事を辞めてしまえば、親には頼れなくなってきます。
ココに注意
それどころか今度は自分が親を支えていく立場になっていきます。
他人のライフイベントで神経がすり減る
30代になると周りで結婚する人も増えていきます。
そうするとご祝儀やら何やらで出費も増えます。さらに周りがどんどん結婚していくと「自分は結婚どころから、まともに仕事もしていない……」と精神的にダメージを受けてしまうことも多いです。
本来は喜ぶべきイベントのはずなのに神経がすり減ることになってしまうのは精神衛生的にもよくないです。
30代から無職のままだと辛いことが多い
30代で無職は辛いことが多いですが、年齢を重ねることでさらに大変なことが増えてきます。
現在30代で無職の人は将来的にどうなるのか想像してみましょう。
- 親がいなくなったらどうするか
- 精神的に追い詰められる可能性
- 最悪の場合、犯罪行為にも手を染めるかも
親がいなくなったらどうするか
30代で無職だと、さまざまな面で親からサポートを受けているはずです。生活費のほとんどを親から出してもらっている人も多いでしょう。
しかし、ここから先、いつまでも親が元気とは限りません。
突然、親に何かあったら生活費はどうすればいいのでしょうか。重い病気にかかったら、医療費も必要になってきます。
親が定年になれば年金がもらえますが、無職の家族を養えるほどたくさんもらえるわけではありません。
老後2,000万円問題が話題になりましたが、もはや老後は年金だけで生活はできないともいえます。
ココに注意
家が賃貸ならば家賃も払えなくなってしまうため、住む場所さえも失ってしまう可能性があります。
精神的に追い詰められる可能性
精神的に病気になってしまい、仕事を辞める人も多いです。
しかし、ずっと無職でいると、そのこと自体が精神に悪影響を及ぼす恐れがあります。
うつ病などになると精神科を受診することになります。
精神科は病院によって診察の内容に差があり、よくない病院にひかかるとただただ薬だけを処方されて、完治しない可能性も高いです。
30代無職で、精神的に患っている場合は、早めにいい病院を見つけて根本から治すことが重要になってきます。
最悪の場合、犯罪行為にも手を染めるかも
お金がないと、思考も悪い方に転がりがちです。
食べ物を万引きする可能性もありますし、社会全体に嫌気が差して罪もない人に危害を加えてしまう恐れもあります。そういった事件はすでに現実で起きています。
決して「無職=犯罪」というわけではありませんが、無職の状態が続くと事態が悪くなる可能性があることは十分に理解しておきましょう。
そうならないためにも何とかすることが大切なのです。
30歳無職から人生を逆転するための行動
30歳無職から正社員への就職を目指すのならば、まず生活環境を変えていく必要があります。
- 生活リズムを整える
- 就職活動を始める
- 今できそうな仕事を探す
- 資格・スキルを身につける
まずは上記の中で、できそうなことから取り組んでいきましょう。
生活リズムを整える
30代無職の人は、まず生活リズムを整えることが大切です。
仕事をしていないと、つい不規則な生活リズムで暮らしがちです。夜中までずっと起きていたり、昼頃までずっと寝ている人は多いのではないでしょうか。
まずはそれを直しましょう。
仕事に行くくらいの時間に起きて、散歩をするだけでも気分がスッキリします。
夜はいつまでも起きているのではなく、早めに寝るようにしましょう。
ココがポイント
生活習慣を改めることで、気持ちが前向きになることも多いです。
就職活動を始める
これまでずっと無職でいた場合、いきなり求人に応募するのはハードルが高いかもしれません。
その場合はまず興味のある仕事について調べてみましょう。
そうして少しずつ就職に向けて動き出すことが重要です。
いきなりハードルが高いことに挑もうとすると何もできなくなってしまいますが、ある程度ハードルが低ければできることはたくさんあります。
ココがおすすめ
少しずつステップアップしていき、就職に向けて活動しはじめましょう。


今できそうな仕事を探す
自分がやりたい仕事をやるのがベストですが、無職の状態が長いと自分が何をやりたいかがわからないことも多いです。
「自分がやりたいことは何だろう」と考え続けていると、それだけで時間が経ってしまいます。
そのため、まずは「やりたい仕事」ではなく「できそうな仕事」からチャレンジするようにしましょう。
「これならできそうだ」という仕事から始めることで、自分の向き不向きもわかってきます。
成功体験やキャリアを積み重ねていけば、本当にやりたいことが見つかったときに転職もしやすくなります。
いきなりベストのものを探すのではなく、まずは今できそうな仕事から探し始めましょう。
資格・スキルを身につける
採用されやすくするには資格やスキルを身につけるのが近道のひとつです。
応募できる求人の幅を広げるためにも、資格の勉強やスキルの習得を始めましょう。
仕事を辞めたばかりだと、新しい仕事を探すこと自体が億劫に感じることも多いです。
そんなときは資格の勉強に打ち込むことで気が紛れます。またできることが増えれば自信にもつながり、就職にも前向きな気持ちで臨めるようになってきます。
30才無職から就職を目指せる仕事
では30代無職が仕事を探す場合、どういった職種が向いているのでしょうか。
たとえば、以下のような仕事は30代無職からでも就きやすいです。
- 営業職
- IT系職種
- ドライバー
- 介護職
- 接客業
営業職
多くの業界で営業職は安定した求人があります。
未経験OKの求人も多いため、とくにスキルがない30代無職の人でもチャレンジしやすいです。
営業の経験はさまざまな業界で重宝されるため、将来転職するときにも大きな力になります。
一言で営業といっても、さまざまなスタイルがあるため、自分に合ったものを探してみましょう。
IT系職種
エンジニアやプログラマーなどのIT系職種は理系でなければ就職できないと思われがちですが、実際は学歴や職歴を問わず、さまざまな人が活躍しています。
未経験者を歓迎している企業や、しっかりした研修を用意している会社も多いため、これから初めて挑戦する人にも都合がいいです。
プログラマーとしての経験は多くのことに役立つため、積んでおいて損はありません。
ドライバー
ドライバーも年齢や職歴、経験を問わずに始めやすい職種です。
ただし二種免許や中型免許が必要になる場合もあるため、よく確認しておく必要があります。
資格取得の支援制度を設けている会社もあるため、そういったところに就ければ働きながら免許を取ることもできます。
ドライバーは体力を使う仕事ですが、自分のペースで進められることが大きなメリットです。
運転している間は、とくにコミュニケーションをとる必要もないため、ひとりで仕事に集中したい人にも向いています。
介護職
現在日本は高齢社会のため、介護職の需要が高まっています。
介護職はかなりのニーズがあるため、無資格・未経験からでも就職しやすいです。
介護職は幅広い年代の人が働いており、中には60代で仕事をしている人もいます。30代だと、まだまだ若手なので重宝される可能性が高いです。
介護職というと年収が低いイメージがありますが、最近では資格手当やボーナスを出している施設も多く、労働条件がいいところも増えてきています。
接客業
未経験者がつきやすい仕事として接客業も挙げられます。
扱うものやサービスはお店によって変わってくるため、自分が好きなものや興味のある分野を探してみましょう。
ただし接客業は土日・祝日に出勤を求められることが多いです。
週末はしっかり休みたいと考えている人は、必ず就業条件を確認しておきましょう。
>>30代男性でスキルなしでも転職できる?手遅れ?おすすめの職種は?
30代無職が再就職を成功させるコツ
30代無職で仕事につくのは難しいと思われがちです。
しかし30代ならばまだまだ若手で需要もしっかりあります。
就職を成功させるためにも以下のようなポイントを抑えておきましょう。
- ポジティブな思考を持つ
- 熱意や人柄をアピールする
- 知り合いなどのツテを頼る
- 求人内容をしっかりチェックする
ポジティブな思考を持つ
30代無職で就活を成功させるには前向きな考え方が重要になってきます。
30代で無職だとどうしても後ろ向きに考えがちです。
そうするとそれが態度にも出てしまい、相手にも悪い印象を与えてしまいます。
無職ということにとらわれず、まずは自分にどういった能力が魅力があるのかを考えてみましょう。
自分の強みがわかれば、常に前向きな考え方ができるようになってきます。
熱意や人柄をアピールする
面接の際は明るくハキハキとした態度で挑みましょう。
また自分の仕事に対する熱意や人柄をアピールすることも大切です。
面接で重視されるのは第一印象です。
ぼそぼそした暗い話し方だと相手の印象がよくありません。明るく堂々と振る舞えば面接官の印象がよくなり、採用に一歩近づくことができます。
ココがポイント
「この人と仕事をしたい」と思われるような態度を心がけましょう。
知り合いなどのツテを頼る
もし知り合いや友人、親戚などの縁故で入社できるところがあれば、それもしっかり利用しましょう。
知り合いに頼むのは何となく気が引けるかもしれませんが、利用できるものはすべて利用したほうがいいです。就職したい気持ちを素直に離せば、ちゃんとサポートしてくれるはずです。
ツテがあれば、だいぶ就職が有利になるため、身近な人に聞いてみましょう。
求人内容をしっかりチェックする
30代無職だと、早く仕事に就こうと焦ってしまうことが多いです。
しかし求人内容は落ち着いてチェックすることが大事です。
ここでしっかり確認しておかないと、実際に就職してから「思っていたのと違う……」となってしまう可能性が高いです。そうしてまた会社を辞めて無職になると、さらに転職するのが難しくなってしまいます。
仕事内容が給与に見合っているか、休みはどのくらいあるのか、福利厚生はしっかりしているかなどなど、見るべきポイントは多いです。
ココに注意
焦って失敗しないためにもしっかり求人内容を確認することが大切です。
就職面接での空白期間の説明方法
企業は経歴に空白がある人に対しては採用が慎重になります。
というのも空白の期間に何があったかは企業としては詳しく知ることができません。
本人からの申告を信じるしかないため、もし刑務所に服役していたとしても、それを知るための術はありません。
どこかの会社に継続的に就業していれば服役していた心配もないですし、きちんと毎日会社に来るだけの常識はあるということになります。
そのため、企業としてはどうしても空白の期間がある人を避けてしまいがちになってしまいます。
無職期間を埋めるための方法
転職活動を行う上で、空白期間がある場合は、やむを得ない事情があったことを企業に知ってもらう必要があります。
無職の期間に留学などをしていれば、立派なアピールポイントになります。その他にも資格の勉強をしていたり、家庭の事情でどうにもならなかったことを伝えれば企業も理解してくれるはずです。
無職の期間があるからといって、即不採用になるわけではありません。
ココがポイント
納得してもらえるような理由があれば、マイナスからプラスに変えることも十分に可能です。
自分磨きをアピールに使う際の注意点
資格取得や語学留学をしていたことは比較的アピールしやすいです。
しかし、こうした資格取得や語学留学は、自分磨きの内容としてはありふれたものであることも確かです。
たとえば、大学卒業後の語学留学は、就職できなかった人がよく採る進路でもあります。社会人になれなかったから勉強していたと思われては、あまりアピールに役立ちません。
しっかりとした目的があって資格取得や語学留学をしていたことを企業に説明する必要があります。
勉強を建前に仕事をしていなかったと思われてはかえってマイナスポイントになってしまいます。
これまでの経験をアピールに使う
企業は人材を採用する上で、人間性やコミュニケーション能力を重視しています。
大企業で行われるオリエンテーリングでは、さまざまなシチュエーションでどういった行動をとるのかを観察され、それに基づいた職場に配置するともいわれています。
そのため、これまでの経験の中で人間性やコミュニケーション能力をアピールできるものがあれば面接の際に積極的にアピールしていったほうがいいです。
どのように考えて行動し、どのような結果と反省があったかをわかりやすく伝えられれば、大きなアピールポイントになります。
まとめ
30代で無職だと、就職するのは難しいですが、不可能ではありません。
企業に対してしっかりアピールできるところがあれば、十分に採用される可能性はあります。
たとえ今は無職で大丈夫だとしても、そのままずっと暮らし続けるわけにはいきません。親からのサポートがなければまともに生活するのも難しくなってしまいます。
そうなる前に自分から動き出して、自立できるよう頑張りましょう。
コメント