- 入社して1年未満で転職するとどんなデメリットがある?
- 第二新卒になることにはどんなリスクがある?
- 入社後1年未満で転職してしまう人にはどんな理由がある?




入社して1年も経たないうちに会社を辞めてしまうと、転職の面接の際、マイナスに働くことが多いです。
しかし、1年未満で会社を辞める第二新卒にもメリットがあり、十分にいい企業に転職できる可能性はあります。
この記事では1年未満で転職することのメリットとデメリット、またどうすれば転職を成功させられるかについてまとめています。
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入社1年でも転職に成功できる理由
たとえ入社1年未満で退職したとしても、ホワイト企業に就職できる可能性は十分にあります。
その理由は以下の通りです。
- 新卒者の10人に1人は1年目で退職している
- 第二新卒を求めている企業が多い
新卒者の10人に1人は1年目で退職している
厚生労働省が発表した新規学卒者の離職状況によると、大学卒業者の1年目の離職率は11.6%となっています
つまり、だいたい10人に1人は新卒1年目で会社を退職していることになります。
さらに3年以内での離職率は約30%にまで上がるため、10人のうち3人は入社して3年以内に会社を辞めていることになります。
入社したら3年は働き続けたほうがいいといわれていますが、実際のところは、それよりも前に辞めている人のほうが多いことになります。
第二新卒を求めている企業が多い
入社して1年未満で退職したら、次に転職しづらいのではないかと考える人もいるかもしれません。
実は新卒で入社して3年未満で転職する第二新卒はしっかりと需要があります。
新卒採用に苦戦している企業は、それに変わる人材として第二新卒を採用したいと考えています。
そのため、入社して1年未満で会社を辞めても十分に転職しやすいのです。
ただし、とくに理由もなく辞めた人は「またすぐに辞めるのでは」と思われて、採用されづらいです。
ココがポイント
転職を成功させるには、しっかりとした転職理由が必要になります。
新卒入社1年目で転職するリスク
では入社して1年目で転職することには、どういったリスクが考えられるでしょうか。
たとえば、以下のようなリスクが考えられます。
- 面接官から厳しい目で見られる
- スキルが身についていない
- 年収が下がってしまう
- すぐに辞めてしまうクセがつく
面接官から厳しい目で見られる
入社してから1年未満で退職してしまうと、転職活動中、面接官から厳しい目で見られることが多くなります。
すぐに辞めた経験があると「うちもすぐに辞めてしまうのでは?」とどうしても思われがちです。
入社した社員に早期退職されてしまうと、それまでにかかった採用コストや研修コストが無駄になってしまいます。
またそういった人材を採用した面接官にも責任が問われるため、どうしてもすぐ辞めそうな人には警戒心を抱いてしまいます。
そのため、面接時はどうしてすぐに辞めてしまったのかポジティブな理由を用意しておくことが大切です。どうしても辞めざるを得なかったという理由があれば、面接官も納得してくれるはずです。
スキルが身についていない
入社1年未満で退職すると、スキルが十分に身についていない可能性が高いです。
スキルや経験が身についていないと、転職するときにアピールポイントが少なくなってしまいます。
何かしらのスキルが身についていれば、それを面接時にアピールすればプラスに働きますが、そういったスキルがないとやはり転職時には不利に働いてしまいます。
人によっては1年未満で辞めてもスキルが身についている場合もあるはずです。そういった場合は積極的に自分のスキルをアピールするようにしましょう。
年収が下がってしまう
入社1年未満で転職すると、年収が下がってしまうことが多いです。
すぐに転職しようとすると、新卒のときと比べて採用してくれる企業が限られてきます。どうしても候補が減ってしまうため、多少年収が下がっても妥協せざるを得ません。
どうしても年収を下げたくない場合は、ある程度転職の時間を長く設けて、根気よく探していく必要があります。
すぐに辞めてしまうクセがつく
入社してすぐに会社を辞めてしまうと、人によっては「嫌なことがあればすぐに辞めればいい」と早期退職するクセがついてしまうことがあります。
1度だけの退職ならまだしも、2度3度と早期退職が続くようならば、採用される可能性も一気に減ってきます。
すぐに辞めるのを繰り返すと失敗から何も学んでいないと見なされてしまい、面接官からの目も厳しくなってしまいます。
新卒1年未満転職のメリット
新卒1年未満で転職するのはデメリットばかりではありません。
1年未満で転職することで本当に自分にあった仕事が見つかる可能性もあります。
- 今よりも労働環境がよくなる
- 第二新卒としてキャリアの見直しができる
- 基礎知識やマナーが身についている
今よりも労働環境がよくなる
一度会社に勤めれば、どういった環境が自分に合うのかもわかってきます。
最初はよくわからないまま入社したものの、実際に働いてみると「もっと残業が少ないほうがいい」「休みはもっとほしい」などと、さまざまな感想を抱くはずです。
また、完全週休2日制と週休2日制の違いがわからず、土日が休み出ない会社に入ってしまうケースもよくあります。
メモ
完全週休2日制とは、1年を通して、毎週2日の休日があることです。たとえば毎週土曜・日曜、毎週水曜・日曜といった形で必ず週2回が休みになります。
週休2日制とは、1年を通して、月に1回以上2日の休みがある週があり、他の週は1日以上の休みがあることです。たとえば、毎週日曜と第2水曜が休みになる場合は週休2日制に該当します。
こうした経験があることで、以前よりも自分にあった労働環境の会社を選びやすくなります。
第二新卒としてキャリアの見直しができる
社会を知った上で、第二新卒としてキャリアの見直しができるのもメリットのひとつです。
一度社会に出ると、何を重視して仕事を選ぶべきかがわかってきます。
たとえば、エンジニアの自社開発と受託開発の違いなどは勤めてみて初めてわかることが多いです。一度就職してから転職するとこういった細かいことも踏まえて会社選びができるようになります。
また会社に勤めてみると、自分がどういったことに合っていてどういったことが合わないかもわかります。
たとえば残業は我慢できるが休日出勤は我慢できないといった感じで、人によって我慢できることとできないことが変わってきます。
こうしたさまざまな要素を踏まえて、新たに会社選びができるのも第二新卒のメリットです。
基礎知識やマナーが身についている
たとえ1年未満であっても、何ヶ月か会社に勤めていればすでに新人研修やマナー研修は受けているはずです。
そのため、1年未満でも基礎スキルは身についていることが多いです。こうしたスキルはどんな会社に勤めても通用します。
社会人としての基礎スキルが身についていれば、会社はそこにかけるはずのコストを削ることができます。
そのため、基礎スキルが身についた第二新卒の需要があるのです。


1年未満での転職のデメリット
では入社して1年未満で転職することにはどういったデメリットがあるのでしょうか。
- すぐに辞める人間だと判断される
- 転職でアピールする材料がない
- 生活が立ち行かなくなる
すぐに辞める人間だと判断される
入社1年未満で転職すると、志望先の面接官に「うちもすぐに辞めるのではないか」と思われやすくなってしまいます。
書類上では1年未満で退職したとしか書かれていないため、どういった理由で辞めたかはわかりません。会社に問題があって辞めた場合でも「我慢ができない」「継続力がない」などとマイナス評価される可能性が高いです。
そのため、面接時はそういった印象を払拭するような志望動機や転職理由が重要になってきます。
転職でアピールする材料がない
入社1年未満で会社を辞めると、身についたスキルは決して多くないはずです。
そのため、転職先にアピールするような材料が少ない場合がほとんどです。
たとえスキルが身についていたとしても、1年未満で辞めたといわれれば本当にしっかりとしたスキルが身についているのかどうか怪しまれてしまいます。
自己アピールが弱いと、面接では不利に働いてしまいます。
ココがポイント
企業研究をよく行って、その会社で自分のどういった力が活かせるのか明確にしておく必要があります。
生活が立ち行かなくなる
社会人になって1年未満だと、それほど貯金もたまっていないはずです。
そんな状態で無職になり、収入がなくなってしまえば生活自体が立ち行かなくなってしまいます。
次の転職先が決まっているならば問題ないですが、まったく何も決まっていない状態ですぐに会社を辞めてしまうのは非常にリスクが高いです。
入社1年未満でも転職したほうがいいケース
1年未満で退職するのは転職時にデメリットも多いですが、それでも早めに辞めたほうがいいケースもあります。
- パワハラ・いじめを受けている
- 過重労働を強いられている
パワハラ・いじめを受けている
身体的・精神的な攻撃や人間関係からの切り離し、プライベートの侵害といったパワハラ・いじめを受けている場合には、たとえ入社1年未満であっても会社を辞めたほうがいいです。
さまざまなハラスメントを受けた状態で我慢して働いていると仕事の効率があがりませんし、うつ病になってしまう恐れもあります。
会社がブラック企業でなかなか辞めづらい場合には、退職代行サービスを利用するなどして、早めに辞めたほうが身のためです。
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過重労働を強いられている
明らかに時間内にこなせない量の業務を与えられていたり、恒常的に長時間の残業を強いられていたりする場合も、早めに会社を辞めたほうがいいです。
毎日大量の仕事を押しつけられれば精神的なストレスも溜まります。体をいたわる時間も取れないため、気持ち的に追い込まれてしまうことが多いです。
何より重視すべきは自分の体です。
このまま我慢して働き続けたら、自分の身が危ないと感じるようならば、早めに退職したほうがいいです。
一年未満の第二新卒でも企業が採用したい人の特徴
一年未満で退職した人にも、それぞれ異なる理由があります。もちろん人それぞれ個性も異なります。
1年未満で退職しても、それを上回るような長所があれば第二新卒でも採用される可能性は高いです。
たとえば、以下のような第二新卒は企業に採用されやすいです。
- 企業研究をしっかり行っている
- 仕事に対する熱意がある
- ポジティブな転職理由がある
企業研究をしっかり行っている
面接の際は、これから受ける企業のことをよく知っているのが前提です。
会社のことをよくわかっていない人材を採ろうとする企業はまずありません。
どういった業務内容なのか、従業員数はどのくらいなのか、会社方針はどういった感じかというのは把握しておきましょう。
企業研究をすれば、どういった人材が求められているかも見えてきます。
そこまで理解できたならば、企業が採りやすくなるような自己アピールを考えておきましょう。
仕事に対する熱意がある
転職の際、どういったスキルが身についているかは重要なポイントですが、企業によっては人間性のほうを重視していることもあります。
たとえば、コミュニケーション能力に長けている、自分から積極的に行動できる、わからないことは素直に聞けるといった要素は企業から重宝されます。
ココに注意
社会人としての基礎知識は大切ですが、それ以前にひとりの人間としてしっかりしていないと採用される可能性は低いです。
ポジティブな転職理由がある
すぐに会社を辞めてしまう人は「人間関係が面倒くさかった」「給料が安かった」「残業が多かった」などなど、会社に対するネガティブな理由を話すことが多いです。
しかし、こうしたネガティブな理由は愚痴にしか聞こえないため、面接の時は言わないようにしましょう。
これからどのように頑張っていきたいかなど、前向きでポジティブな退職理由を用意しておくことが大切です。
退職理由をどう伝えるかで、与える印象も大きく変わってくるため、事前にしっかり準備しておきましょう。
新卒一年未満での転職を成功させるためにするべきこと
新卒一年未満で転職する場合でも、ホワイト企業に無事転職できる可能性は十分にあります。
転職を成功させるためには以下のポイントを抑えておきましょう。
しっかり自己分析を行う
入社してから1年未満で転職する場合には、まず自己分析をしっかり行いましょう。
自己分析をすることで、自分がどんなことを望んでいるのかを明らかにします。
ネット上には質問に答えることで適性を診断してくれる自己診断ツールなどもあります。
キャリアプランを明確化する
1年未満の転職では、これから志望先の会社で実現したい具体的な将来図を伝えるようにしましょう。
具体的な内容を話すことで、面接官に意思が伝わり、「この人だったら大丈夫そう」と思ってもらえます。
そのためにもキャリアプランは明確にしておきましょう。
自分のキャリアプランがはっきりしていないと、転職してもまたすぐに会社を辞めることになってしまいます。
はっきりしたキャリアプランは自分を成長させるのにも役立つため、必ず明確にしておきましょう。
転職回数不問の求人を探す
求人を出している会社には、転職回数不問で人材を募集しているところもあります。
転職回数が不問ならば、1年未満での転職でもマイナスな偏見をもたれる可能性は少ないです。
転職回数が気になる場合は、転職回数不問の求人をチェックしてみることをおすすめします。
転職エージェントを利用する
初めての転職だとわからないことも多いです。
転職に対して不安を抱いている場合には、転職エージェントを利用するのも方法のひとつです。
志望動機の添削や面接対策のサポートなどを行ってくれるため、何をすればいいのかが具体的にわかります。中には面接スケジュールの調整や条件交渉を代行してくれる業者もいるため、よりより条件で転職できます。


まとめ
入社して1年未満で退職して転職するのは大変なことです。
しかし1年未満に退職したからといって、必ずしも転職に失敗するわけではありません。労働条件が改善される可能性ももちろんあります。
また1年未満に退職した第二新卒は企業からのニーズもあります。
企業がどんな人材をほしいのかをしっかり把握して、少しでもそれに近づけるようにしていきましょう。
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